米国時間7月11日付にてリリースされたVer. 1.1.1において、仮想環境構築ツール「Vagrant」のサポート、及びコマンドラインユーティリィ「VeertuManage」のサポート等が行われている、OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Veertu」に、米国時間5日付にてアップデートリリースに相当する「Veertu 1.1.3」がリリース。現在Mac App Storeを通じて、英語版のバイナリパッケージが入手可能となっています(app 約12.2MB)。
この度リリースされた「Veertu 1.1.3」では、Appleによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「macOS Sierra 10.12(ホストOS)」に対する試験的対応の改善が行われている他、コマンドラインユーティリィ「VeertuManage」の改善、仮想環境構築ツール「Vagrant」を対象とした更なるオプションのサポート等が行われています。
「OS X Yosemite(OS X 10.10)」より実装された、Appleによる「hypervisor.framework」をコアとし、OS Xのサンドボックス内で動作する「Veertu」は、クラウドライブラリからダウンロード可能な各種Linuxディストリビューション等をゲストOSとして利用可能となっている他、「Veertu 2016 Business」、及びアプリ内課金によりアップグレード可能な「Veertu Premium」では、ISOイメージからのカスタムインストール等も可能となっています。
尚、公式サイトや公式Twitter等を通じて予告されているOS X(ゲストOS)のサポートは、もう少し時間を要すると伝えられています(最高のユーザエクスペリエンスを齎すべくして、高速なIOの実現に向けたブロックデバイスドライバ、及びディスプレイドライバ、透過的なマウスシンクロナイズ等の各種ツール(ゲストOS拡張機能)の開発に勤しんでいるとの事です)。
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