Mozillaより「Firefox 2.0.0.14」がリリース

Mozilla Foundationより米国時間16日、同団体によるオープンソースWebブラウザ「Firefox」の最新版に相当する「Firefox 2.0.0.14」がリリースされ、JavaScriptガベージコレクションにおいて発生し得たとされるクラッシュの修正等が行われています。 昨年11月中旬より、次世代版「Firefox 3(コードネーム:Gran Paradiso)」の開発ステージがBetaステージへと移行されているオープンソースWebブラウザ「Firefox」に、米国時間16日付にて現行「Firefox 2.0」ブランチにおける安定性向上とセキュリティ修正等を主目的とした継続的なプロセスの一環として「Firefox 2.0.0.14」がリリース。現在Mozilla Foundationによる公式ダウンロードページを通じてMac OS X(Universal Binary)、Windows、Linux i686を対象とした日本語含む45言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(「Firefox 2.x」の既ユーザに対しては自動更新経由でのアップデータ配布が行われています)。

この度リリースされた「Firefox 2.0.0.14」では、セキュリティ修正に関して1件の脆弱性情報がMozilla Foundation Security Advisoriesを通じて公開されており(「MFSA 2008-20」)、脆弱性の危険度評価がImpact key「Critical(危険度最高)」にレーティング。同脆弱性では、JavaScriptガベージコレクションにおいてクラッシュが発生し得たとされる脆弱性の修正が行われていると伝えられています。

また、Mac OS X版における主なシステム要件として、
  • Mac OS X 10.2 or later
  • Intel x86、或いはPowerPC G5/G4/G3プロセッサを搭載したMacintoshコンピュータ
  • 128MB以上のRAM容量(256MB以上を推奨)
  • 200MB以上のHDD空き容量
等が示されている他、「Windows Vista」への対応関連を含む既知の問題点、及びその他の詳細等がリリースノート等を通じて確認可能となっています。


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