Appleより米国時間16日、同社によるWebブラウザ「Safari」の最新版に相当する「Safari 3.1.1(525.18)」がリリースされ、セキュリティ関連の修正等が行われています。
米国時間3月18日付にてリリースされたVer.3.1(525.13)において各種パフォーマンスの向上等が行われているWebブラウザ「Safari」に、米国時間16日付にて最新版に相当する「Safari 3.1.1(525.18)」がリリース。現在Appleによる公式ダウンロードページ、及び「Software Update」「Apple Software Update」を通じてMac OS X、Windowsを対象としたバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X 10.5 Leopard版:約39MB)。
この度リリースされた「Safari 3.1.1(525.18)」では、安定性、互換性の改善、及びセキュリティ関連の修正等が行われている他、主なシステム要件として以下の項目等が示されています。
Mac OS X
- Mac OS X 10.5.2
- Mac OS X 10.4.11
- 256MB以上のRAM容量
- 各種Intelプロセッサ、或いはPowerPC G5/G4/G3プロセッサを搭載したMacintoshコンピュータ
Windows
- Windows Vista
- Windows XP
- 256MB以上のRAM容量
- 「Intel Pentium」プロセッサ500MHz以上
また、同梱されているセキュリティアップデート(Safari 3.1.1)にはCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)による分類にて4件の修正項目が示されており、悪質なWebサイトを訪問した際に、不慮のアプリケーションの終了、或いは任意のコードの実行等が引き起こされ得たとされる脆弱性(WebKit、CVE-2008-1026)の修正等が行われていると伝えられています(同脆弱性は、先月下旬に開催されたセキュリティカンファレンス「CanSecWest Vancouver 2008」において、セキュリティ研究者Charlie Miller氏らが「MacBook Air」ハッキング時に利用し、Appleに情報提供を行ったものと伝えられています)。
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