Appleより米国時間18日、同社によるWebブラウザ「Safari」の最新版に相当する「Safari 3.1(525.13)」がリリースされ、各種パフォーマンスの向上等が行われています。
Appleによる現行Webブラウザ「Safari 3」の最新版としてADC(Apple Developer Connection)を通じたインターナルビルドの配布等が行われていた「Safari 3.1」に、米国時間18日付にて正式版に相当する「Safari 3.1(525.13)」がリリース。現在Appleによる公式ダウンロードページ、及び「Software Update」「Apple Software Update」を通じてMac OS X、Windowsを対象としたバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X 10.5 Leopard版:約39MB)。
この度リリースされた「Safari 3.1(525.13)」における主な特徴として、
- ページ読み込みにおいて「Internet Explorer 7」との比較にて約1.9倍、「Firefox 2」との比較にて約1.7倍高速
- JavaScriptパフォーマンスにおいて他ブラウザとの比較にて最大6倍高速
- 「HTML 5」における新たなビデオ、オーディオ関連のエレメントをサポート
- CSSアニメーションのサポートを追加
- 安定性、及び互換性等の改善
等が挙げられている他、主なシステム要件として以下の項目等が示されています。
Mac OS X
- Mac OS X 10.5.2
- Mac OS X 10.4.11
- 256MB以上のRAM容量
- 各種Intelプロセッサ、或いはPowerPC G5/G4/G3プロセッサを搭載したMacintoshコンピュータ
Windows
- Windows Vista
- Windows XP
- 256MB以上のRAM容量
- 「Intel Pentium」プロセッサ500MHz以上
また、同梱されているセキュリティアップデート(Safari 3.1)にはCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)による分類にて13件の修正項目が示されており、悪質なWebサイトを訪問した際に「XSS(Cross Site Scripting、クロスサイトスクリプティング)」等が引き起こされ得たとされる脆弱性(Safari、CVE-2008-1001)の修正等が行われていると伝えられています。
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