x86やPowerPC、SPARC等、多様なアーキテクチャにて種々のゲストOSをサポートするオープンソースのマルチプラットフォームCPUエミュレータ「QEMU」に、仏国時間6日付にて最新版に相当する「QEMU 0.9.1」がリリース。現在同プロジェクトによる公式ダウンロードページを通じてソースコード等が入手可能となっています。
昨年2月上旬以来、約11ヶ月振りのリリースとなる「QEMU 0.9.1」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
- ホストディレクトリからのTFTP(Trivial File Transfer Protocol)によるブート(/tftpboot)をサポート
- Solarisを対象としたTAPデバイスのエミュレーションを追加
- 幾つかのI/Oチャネルに対するモニタマルチプレキシングのサポートを追加
- DS1225Y NVRAMをサポート
- CPUモデルセレクションをサポート
- 「SPARC」利用時に発生し得た幾つかの問題を修正
- MIPS 64bit FPU(Floating Point number processing Unit、浮動小数点演算装置)をサポート
- 「XScale」ベースのPDAエミューションをサポート
- 「ColdFire」システムのエミューションをサポート
- 「SH4」サポートの改善
- ホストCPUとして新たに「MIPS64」をサポート
- Parallels仮想ディスク(.hdd)をサポート(Read-Only)
- 新たにAMDによるCPU仮想化支援「SVM(Secure Virtual Machine)」(AMD-V)をサポート
- 「SPARC32PLUS」の実行をサポート
- 「Gumstix Connex」及び「Gumstix Verdex」ボードのエミューレーションをサポート
- 「Intel Mainstone II」ボードのエミューレーションをサポート
- VMwareによるSVGA IIグラフィックスカードをサポート
- And many others...
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