この度リリースされた「Hyper-V Beta」は「Windows Server 2008 Enterprise Edition Release Candidate 1(x64 英語版)」に同梱される形にて提供されており(「Windows Server 2008 Release Candidate 1 Enterprise with Hyper-V Beta」、iso:約2536.4MB)、9月下旬に公開されたCTP(Community Technology Preview)版からの主な変更点として以下の項目等が示されています。
- 稼動中の仮想マシンを任意のホストから別ホストに最低限のダウンタイムにて移行可能な「Quick Migration」
- 高可用性運用への対応。ホスト間における接続をサポートする事により、ホスト上にて実行される全ての仮想マシンをクラスタ化可能に
- 「Windows Server 2008」における「Server Core」インストールオプションにてインストール可能な「Server Core Role」
- デフォルト設定にて「Server Manager」に統合可能な「Server Manager Integration」(「Server Manager」にて役割を有効化可能に)
- 「VSS(Volume Shadow Copy Services)」のサポートにより、実行中の仮想マシンを「Snapshots(スナップショット)」を用いてライブバックアップ可能に
- 「VHD Tools」のサポートを包含。「Hyper-V」によって作成された「VHD」ファイルの圧縮、展開、検査等をサポート
- 仮想マシン管理性の向上により、仮想マシンの各種設定を容易にインポート、エクスポート可能に(コンフィグレーションのバックアップが可能)。当該機能により、異ホスト間にて仮想マシンの特性等をクローン可能に
- 「SUSE Linux Enterprise Server 10 Service Pack 1 x64 Edition」「SUSE Linux Enterprise Server 10 Service Pack 1 x86 Edition」を対象として「Hyper-V Beta」におけるLinux統合コンポーネントを利用可能に。当該コンポーネントにより「Xen」に対応したLinuxの利用、「VSP(Virtualization Service Provider)」「VSC(Virtualization Service Client)」アーキテクチャの利点享受、或いはパフォーマンスの向上等を実現
- パフォーマンスを向上すべくした各種の修正を適用。全ての新たな「Windows Server 2008」仮想マシンに対して自動的に統合コンポーネントを包含すべくした変更を適用
- 「AzMan(Authorization Manager、認証マネージャ)」によるアクセスコントロールの改善。「AzMan」のサポートによりロールベースのアクセスコントロールモデルが利用可能に。セキュリティ強化と共に「Hyper-V」環境の管理を向上
- リモートマネジメントのサポートにより、個々のマネジメントノード用に「Hyper-V MMC(Hyper-V Microsoft Management Control )」のみのインストールオプションを提供
- 仮想マシン毎に最大4つのVirtual SCSIコントローラ、及び最大64GBのメモリをサポート
- 管理者に対してチェックボックスの迅速なリセット、及び仮想マシン接続時に使用される保存されたクレデンシャルを削除すべくしたオプションを提供
また、Microsoftからは物理環境と仮想環境の統合的な管理を実現すべくした仮想サーバ集中管理ソフトウエア「SCVMM(System Center Virtual Machine Manager)」次世代版の開発状況等も明らかにされており、同バージョンにおいて新たな仮想マシンの迅速な設置や構成、或いは「Hyper-V」「Microsoft Virtual Server 2005 R2」「VMware ESX Server」「VMware Infrastructure 3」等を用いて実現された仮想インフラストラクチャの一元的な管理等を提供予定と伝えられています。
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