Appleナレッジベースドキュメント、「Time Machine」が外付ディスクに対するバックアップを中断するかも知れません(Mac OS X 10.5 Leopard)

Appleより米国時間5日、同社による現行オペレーティングシステム「Mac OS X 10.5 Leopard」におけるバックアップソリューション「Time Machine」の現時点における機能性に言及したナレッジベースが公開されています。 先月26日付にて待望の正式リリースを迎えた「Mac OS X 10.5 Leopard」における主要機能の一つ「Time Machine」に関しては、持ち得る種々の潜在機能、及び既知の問題として分類されたと伝えられている「AirPort Disk(AirMacディスク)」関連の不具合等、日々様々な諸情報が齎されるに至っていますが、その中において米国時間5日付にてAppleより、同バックアップソリューションの現時点における機能性に言及したナレッジベースが公開されています。

冒頭Linkの当該ドキュメントにおいては「Master Boot Record(MBR、マスターブートレコード)」パーティションタイプにてパーティショニングされたディスクに対して10GB以上のデータのバックアップを行った際に「Time Machine」がバックアッププロセスを中断し得るといった現状が報告されています。

現時点で当該ナレッジベースが日本語化されていないため、以下に内容の全文を要訳してみましたので、宜しければ御参照下さい。

(ここから要訳)「Time Machine」が外付ディスクに対するバックアップを中断します

問題、或いは症候

約10GB、或いはそれ以上の容量を有するデータのバックアップが外付ディスクに対して行われた際に「Time Machine」はバックアッププロセスを中断するかも知れません。この現象は「Time Machine」がファイルをバックアップする初回(初回バックアップ時)に発生し得るでしょう(10GB以上のバックアップは概して初回バックアップ時に生じるケースが多いでしょう)。

影響を受けるプロダクト

  • Mac OS X 10.5 Leopard
  • Time Machine

ソリューション

一部のハードディスクは「Master Boot Record(MBR)」パーティションタイプにて出荷されています。あなたは「Time Machine」によってサポートされるべくして、その外付ハードディスクを消去する必要があるでしょう。

重要:ディスクの消磁を行うと、当該ディスクにおける全てのファイルが削除されます。最初に、別のロケーションに重要なファイルのコピーを所有しているか、或いは作成する手配が整っているかの何れかを確認して下さい。

外付ハードディスクの消磁を行うためには「Disk Utility」を使用して下さい。
  • 仮に「Time Machine」がPowerPCベースMacintoshにおいて用いられるのであれば、「Apple Partition Map」パーティションスキームを使用して下さい
  • 仮に「Time Machine」がIntelベースMacintoshにおいて用られるのであれば「GUID」パーティションスキーム(GUID Partition Table、GUIDパーティションテーブル)を使用して下さい
一度、外付ハードディスクの再フォーマットが行われた際には、「Time Machine」プリファレンスにおいて再び当該ディスクを選択し、そして自らのバックアップ用途に役立てて下さい。

このドキュメントは、更なる情報が得られた際に随時更新されるでしょう。(ここまで)

以下、「Disk Utility(ディスクユーティリティ、/Aplication/Utilities/Disk Utility.app)」を利用した際のパーティションタイプ変更手順です。
  1. 「Disk Utility」を起動
  2. 左側のソースリストより当該ディスクを選択(論理分割されたボリュームではなく物理的に存在するディスクを選択)
  3. 「パーティション」タブを選択
  4. 「オプション」ボタンをクリック
  5. 表示されたパーティション方式選択パネルより任意のパーティションタイプを選択
尚、「IntelベースMacintosh」+「GUIDパーティションテーブル」の組み合わせであれば、FireWire接続に加えてUSB接続の外付ハードディスクドライブも起動ディスクとして利用可能となっています。

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