Apple、ADCを通じて「Safari for Windows 3.0.4(523.12.9)Build 310A29」をリリース、パフォーマンス、安定性の改善等を包含

Appleより米国時間6日、同社によるWindowsベースのWebブラウザ「Safari for Windows」の最新Beta版に相当する「Safari for Windows 3.0.4(523.12.9)Build 310A29」がリリースされ、パフォーマンス、安定性、及び互換性の改善等が行われています。 Appleによる世界開発者会議「WWDC 2007(Worldwide Developers Conference 2007)」基調講演時における「One More Thing」として発表され、各方面より多大な注目を集めるAppleによるWindowsベースのWebブラウザ「Safari for Windows」。その後も幾度のBetaリリースを重ねつつ完成度向上等が示されていますが、この度米国時間6日付にて同Webブラウザの最新Beta版に相当する「Safari for Windows 3.0.4(523.12.9)Build 310A29」がリリースされ、現在ADC(Apple Developer Connection)を通じて英語版のバイナリパッケージが入手可能となっています(zip:約37.2MB。これまでにリリースされた「Safari for Windows」のBeta版(旧バージョン)が既にインストールされている場合には、この度リリースされた「Build 310A29」をインストールする前に、旧バージョンのアンインストールを行うよう呼び掛けられています)。

この度リリースされた「Safari for Windows 3.0.4(523.12.9)Build 310A29」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
  • キャッシングされていない新たなページを表示した際に、ウインドウタイトルバーにホワイトラインが発生し得た不具合を修正
  • バースデーフィールドに「1/1/1601」が入力された際に「Autofill」ボタンによってクラッシュが発生し得た不具合を修正
  • 複数のフィードが関連付けられたWebページにおける「RSS」ボタンクリック時のハンドリングを修正
  • アクセスキーが適切に動作し得なかった不具合を修正
  • 「Edit」>「Preferences...」>「Security」>「Accept Cookies」(Cookieポリシ)において「never」が選択されている際に、設定が適切に反映され得なかった不具合を修正
  • 「Windows Media」コンテンツがエンベットされたページをロードする際に発生し得たクラッシュを修正
  • 「Edit」>「Reset Safari...」を通じてCookieを除去した後に発生し得たサイトクラッシュを修正
  • プロキシ関連の問題を修正(認証、或いは「https」を要するサイトに対して適切にアクセスする事ができなかった不具合を修正)
  • 非ASCIIキャラクタ(マルチバイトキャラクタ)を伴うロケーションが用いられた際に「Safari」が次回起動時にWebページをロードする事ができなかった不具合を修正
  • 除去した筈のCookieを適切に処理し得なかった不具合を修正
  • アップデート後にAppleによるインスタントネットワーキングテクノロジ「Bonjour」サービスが適切に動作し得なかった不具合を修正
  • And many others...
また、主なシステム要件として以下の項目等が示されています。
  • Windows Vista
  • Windows XP
  • 256MB以上のRAM容量
  • 「Intel Pentium」プロセッサ500MHz以上
この度のリリースはADCを通じて行われているため、インストーラをダウンロードする際にはApple Developer Connectionのアカウントが必要となります(無料のOnlineメンバーシップで可)。
「Windows XP Home Edition Service Pack 2」+「Safari for Windows 3.0.4(523.12.9)Build 310A29」
↑「Windows XP Home Edition Service Pack 2」+「Safari for Windows 3.0.4(523.12.9)Build 310A29」(クリックで拡大します)

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