Appleより米国時間18日、同社によるエンタープライズクラスSAN(Storage Area Network)ソリューション「Xsan」の最新ソフトウェアアップデートに相当する「Xsan 1.4.2 Admin Update」「Xsan 1.4.2 Filesystem Update」がリリースされ、Appleによる次世代オペレーティングシステム「Mac OS X 10.5 Leopard」に対する互換性サポート等が行われています。
AppleによるエンタープライズクラスSAN(Storage Area Network)ソリューションとして複数の放送局における採用実績等を有するクラスタファイルシステム「Xsan」に、この度米国時間18日付にて最新ソフトウェアアップデートに相当する「Xsan 1.4.2 Admin Update」「Xsan 1.4.2 Filesystem Update」がリリース。適用コンポーネントに応じたアップデータ2種が「
Apple - Support - Downloads」を起点とした各種ダウンロードページ、及び「Software Update」経由にて入手可能となっています(Admin Update:約9.1MB、Filesystem Update:約15.5MB。「Xsan」を対象としたアンインストーラ「Xsan 1.4.2 Uninstaller」のリリースも同時に行われています)。
この度リリースされた「Xsan 1.4.2 Admin Update」「Xsan 1.4.2 Filesystem Update」における主な変更点等が以下の通りに示されています。
- 「Mac OS X 10.5 Leopard」利用時において「Fibre Channel LUN(Fibre Channel Logical Unit Number)」が適切にマウント可能に
- 停電時、及びネットワーク切断時におけるMDC(Metadata Controller、メタデータコントローラ)のフェイルオーバーを実現
- システムにおけるパフォーマンスの低下、或いはハングアップの要因となり得たメモリ関連の不具合を修正
- 大容量ファイル受け入れ時に確認されていたフラグメンテーション、及びフレームドロップを低減
- ファイルシステムにおけるメタデータの破損を防止すべくした修正を適用
- IntelベースMDCにおける「Xsan」ボリュームのホスティング機能を提供
- ボリューム帯域幅拡張後にファイルのデフラグメントを実行可能に
- Apple、及びサードパーティ製アプリケーション間における互換性向上
- 信頼性、操作性、及び互換性全般に関する多数の不具合修正
「Xsan 1.4.2」利用時における主なシステム要件として「Mac OS X 10.4.10」以降(或いは「Mac OS X Server 10.4.10」以降)が示されており、Appleによる次世代オペレーティングシステム「Mac OS X 10.5 Leopard」(或いは「Mac OS X Server 10.5 Leopard」)利用時おいては、オペレーティングシステムを同バージョンにアップグレードする前に、全ての「Xsan 1.4.x」コンポーネントを「Xsan 1.4.2」にアップデートする必要があると伝えられています。また、その他の詳細等が冒頭Linkのナレッジベースを通じて確認可能となっています。
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