Novellより「openSUSE 10.3」がリリース、仮想化ソフトウェア「VirtualBox for Linux 1.5.0」等を新たに追加

米Novell内openSUSE Projectより米国時間4日、同団体によるフリーLinuxディストリビューション「openSUSE」の最新版に相当する「openSUSE 10.3」がリリースされ、独InnoTek GmbHによるデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox for Linux 1.5.0」等が新たに追加されています。 Novellによる「SUSE Linux」のオープンソース版としてVer.10.0よりコミュニティベースによる開発、提供が進められているフリーLinuxディストリビューション「openSUSE」に、この度米国時間4日付にて最新版に相当する「openSUSE 10.3」がリリース。現在openSUSE Projectによる公式サイトを通じてIntel x86(i386)、x86-64、PowerPCに対応した「DVD-ROM版(全パッケージ収録)」「CD-ROM版(必要なパッケージをダウンロードしながらインストール)」及び「LiveCD版(インストールも可能)」のディスクイメージが無償にて各々入手可能となっています(パッケージ版はNovell等を通じて59.95ドルにて入手可能。追加アプリケーション、ユーザマニュアル、及び90日間のインストールサポート等を同梱)。

約10ヶ月振りとのリリースとなる「openSUSE 10.3」の主な特徴等が以下の通りに示されています。
  • Linuxカーネルに「Linux Kernel 2.6.22.5」を採用
  • X Window Systemとして「X.Org 7.2」、ウインドウマネージャとして「Xfce 4.4.1」を各々実装
  • 統合デスクトップ環境としてKDE 4における一部アプリケーション、コンポーネント等を組み込んだ「KDE 3.5.7」、及びSUSE Linux独自のカスタマイズを加えた「Gnome 2.20」を用意
  • システム全般の統合管理を担うセットアップユーティリティ「YaST(Yet Another Setup Tool)」に新たなモジュール(GTK版)を追加
  • 仮想化ソリューションとして「Xen 3.1」の他、独InnoTek GmbHによるデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox for Linux 1.5.0」を新たに追加
  • オフィススイートとして「OpenOffice.org 2.3」、セキュリティソフトとして「AppArmor」をバンドル
  • デフォルトメディアプレーヤ「Banshee」「Amarok」においてMP3に標準対応
「openSUSE 10.3」では起動時間の短縮にも注力されており、同プロジェクトが開発したLinuxディストリビューション中において最短の起動時間を記録していると伝えられています。

尚、独時間9月3日付にて公開されている「VirtualBox for Linux 1.5.0」では、ホストOS(Linux)におけるアプリケーションであるかの如くに、仮想マシンにおけるWindowsアプリケーションをハンドリング可能とする「Seamless Windows」(Seamless Mode)が実装されています。

※「Seamless Windows」は「Parallels Desktop for Mac」における「Coherence」モード、「VMware Fusion」における「Unity」モードに相当します(現時点での利用可能なゲストOSはWindowsに限定)。また、Mac OS X版における現行バージョン「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」では「仮想マシン」メニュー内に「Seamless Mode」アイテムが確認されていますが、現時点では適切な動作が得られません。

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