Microsoftより「Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0(Beta)」がリリース、RDP 6.0採用により「Windows Vista」にリモート接続可能に

Microsoft内Mac BU(Macintosh Business Unit)より米国時間7月31日、同社によるリモートデスクトップクライアント「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac(RDC)」のUniversal Binary版に相当する「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0(Beta)」がリリースされています。 ターミナルサービス、リモートデスクトップサービスが実行可能なWindowsに対するMac OS Xからのリモート接続等を実現するMicrosoftによるリモートデスクトップクライアント「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac(RDC)」。米国時間16日付のMicrosoft内Mac BU(Macintosh Business Unit)による公式ブログ「Mac Mojo(The Office for Mac Team Blog)」等を通じてUniversal Binary版のリリース予定等が伝えられていましたが、この度米国時間7月31日付にて予定通りのBetaリリースを迎え、現在Mac BUによる公式ダウンロードページを通じて「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0」(Beta)英語版のバイナリパッケージが入手可能となっています(dmg:約4MB)

「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0」における主な特徴(Ver.1.0.3からの主な変更点等)として以下の項目等が示されています。
  • 「RDP 6.0(Remote Desktop Protocol 6.0)」の採用による「Windows Vista」への対応
  • Intel、PowerPC両アーキテクチャにてネイティブ動作可能な「Universal Binary」
  • Mac OS Xらしさを追及すべくしたユーザインターフェイスの刷新
  • キーボードショートカットを含む多彩なカスタマイズオプションの追加
  • セッション途中におけるフルスクリーンモードへの切り替え、及びセッションウインドウのリサイズが可能に(Dynamic Screen Resizing)
  • プリンティングサポートの改善。Mac OS X上にて設定可能な全てのプリンタに対応(PostScriptプリンタ含む)
  • 複数台のWindowsコンピュータに対する同時接続、或いはマルチセッションの保持が可能に
  • セキュリティの改善
主なシステム要件、リモート接続可能なWindows、及び現時点における制限事項等が以下の通りに示されています。

主なシステム要件

  • 「Intel Core」「Intel Xeon」プロセッサ、或いは500MHz以上のPowerPC G5/G4プロセッサを搭載したMacintoshコンピュータ
  • Mac OS X 10.4.9 or later
  • 128MB以上のRAM容量
  • インストール時に一時的に3MB、インストール後に13MBのHDD空き容量(ファイルシステムは「HFS Plus(Hierarchical File System Plus)」が必須条件)
  • LAN(Local Area Network)接続可能なネットワーク環境
  • ISP(Internet Service Provider、インターネットサービスプロバイダ)、或いはネットワークの何れかを経由したインターネット接続環境

リモート接続可能なWindows

  • Windows Vista Ultimate Edition
  • Windows Vista Enterprise Edition
  • Windows Vista Business Edition
  • Windows Server 2003
  • Windows XP Professional Edition
※上記各Windowsに対するネットワークアクセス、及び当該コンピュータに対する適切なアクセス権等が必要とされています。また、「Windows Vista」に対してリモート接続を行う際に同オペレーティングシステムサイドに必要とされる設定は以下の通りとなっています。
  1. 「コントロールパネル」>「システム」>「リモートの設定」を選択
  2. 「リモート」 タブ>「リモートデスクトップ」>「リモートデスクトップを実行しているコンピュータからの接続を許可する(セキュリティレベルは低くなります)」を選択

現時点における制限事項等

  • 英語版のみの提供
  • ヘルプコンテンツ、テクニカルサポート等が提供されず
  • 「Windows Vista」における「NLA(Network Level Authentication)」に非対応
  • 「Window Explorer」において表示可能なMac OS Xボリューム名、及びリモート接続を行ったWindowsおいて使用可能なキャラクタに制限あり(Mac OS Xボリューム名が6文字を超える際に「Windows Explorer」においては6文字目までが表示され、7文字目以降が数字に置換。ボリューム名にアクセント付のキャラクタ、或いは2byteキャラクタ(ひらがな、カタカナ、漢字等)が使用されている際には、当該ボリューム名称が「Drive1」「Drive2」に変更。リモート接続を行った Windowsにおいては特定キャラクタ(/ \ : * ? " < > > |)をフォルダ名、及びファイル名に利用不可)
  • Mac OS X、Windows間においてセッション中にコピーアンドペースト可能なオブジェクトは「プレーンテキスト」「RTF(Rich Text Format、リッチテキストフォーマット)」「Unicodeテキスト」「HTMLテキスト」に限定
  • 自動再接続に未対応
  • ネットワーク接続中断時に、セッション途中で応答を逸する可能性がある。その際には「command」+「Q」キーコンビネーションを用いてRDCを終了
  • ワイヤレスネットワーク、或いは「VPN(Virtual Private Network)」を経由したWindowsコンピュータ接続時に、セッションウィンドウの応答が鈍くなるケースがある
  • 「Windows Vista」における「Aero Glass」「Flip 3D」に非対応
  • 「Windows Server 2003」への接続時に、複数ユーザからの同時アクセスに非対応
  • USキーボードマッピングのみのサポート
この度リリースされた「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0(Beta)」は期間限定(2008年3月31日)の試用版としてライセンスされるプレビューソフトウェアとしてのリリースとなっており、インストール、アンインストール方法、及び基本的な使用法を含めたその他の詳細等が冒頭Linkの公式ページ等を通じて確認可能となっています。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック