Mac OS Xベースの仮想化ソフトウェア第3の選択肢、InnoTekより「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」がリリース

InnoTek GmbH(旧InnoTek Systemberatung GmbH)より現地時間18日、同社によるマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox」の最新Mac OS X版に相当する「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」がリリースされています。 OS/2関連のソフトウェア開発に精通し、過去には米Connextixと共同でOS/2版「Virtual PC」の開発等も手掛けていた独InnoTekにより、各種オープンソーステクノロジをベース(「QEMU」「Qt」「COM/XPCOM API」等)とした開発が行われているマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox」。1月中旬に「GPL 2(GNU General Public License Version 2)」に基づくオープンソース版が「VirtualBox Open Source Edition」としてリブランドされた後、4月下旬にはMac OS X版(クローズドソース版)に相当する「VirtualBox for OS X」がPublic Beta(Ver.1.3.99-beta1)としてリリースされていましたが、この度現地時間18日付にて同仮想化ソフトウェアの最新Beta版に相当する「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」がリリースされ、現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じてバイナリパッケージとソースコード(VirtualBox Open Source Edition)が入手可能となっています(dmg:約19.5MB、個人利用、評価目的に限り無償にて利用可能)。

この度リリースされた「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」における主な変更点として、
  • 「Ver.1.3.99-beta1」にて起こり得たフルスクリーンモード利用時における表示関連の不具合修正
  • 各種USBサポートの追加
等が挙げられている他、現時点で確認されている既知の問題点等がリリースノート等を通じて以下の通りに示されています。
  • ホストインターフェイスネットワーキング、及びインターナルネットワーキングに未対応(ネットワーク機能は「NAT(Network Address Translator」のみのサポート)
  • オーディオ入力に未対応
  • CPU仮想化支援(「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology for IA-32 Processors)」「AMD-V(AMD Virtualization)」)に未対応(CPU仮想化支援には敢えて対応していないとの見解も示されているようです)
  • Raw Diskアクセス(低レベルアクセス)に未対応
  • 「Mac OS X 10.4.10」(ホストOS)利用時において、各種USBメモリデバイス(ストレージ系)を仮想マシンに対してアサイン不可
  • 「numlock」エミュレーションが未実装
  • 「VirtualBox Kernel Extension」が全ユーザアカウントからアクセス可能な状態になっている
「VirtualBox Open Source Edition」にはバイナリパッケージが提供されていないため、開発環境一式、及び依存する外部ライブラリ(Simple DirectMedia Layer等)を用いる事によるセルフコンパイルが必要となり、公式サイトにはMac OS X版に関するビルドインストラクションも公開されています。
「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」における「新規仮想マシンの作成」
↑「VirtualBox for OS X Beta 2(Ver.1.4.1-r22965)」における「新規仮想マシンの作成」(クリックで拡大します)

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