「VMware Fusion 8.1」におけるNATポートフォワーディングの問題

米国時間2015年12月8日付にてリリースされた「8.1.0 Build 3272237」において、「Windows 10」に対する互換性改善等が行われている、Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」ですが、同仮想化ソフトウェアにおいて、NATポートフォワーディングの利用に関する問題が確認されていると伝えられています。問題の概要、及び現時点における暫定的な対処方法等が、米国時間13日付にて投稿されたVMware Fusion Blog(公式ブログ)を通じて告知されていますので、当エントリではその内容等を簡単に纏めてみたいと思います。 上記LinkのVMware Fusion Blog(旧Team Fusion)のエントリでは、米国時間2015年12月8日付にてリリースされた「VMware Fusion 8.1.0 Build 3272237(現行GA版)」の段階において、NAT(Network Address Translation)ネットワークにおけるポートフォワーディングが適切に動作しないケースが確認されているとの現状等が報告されています。

VMwareでは現在、当該問題の解決に向けて取り組んでいると伝えられていますが、現時点における暫定的な対処方法として以下のソリューションが紹介されています。
  1. こちらの直接リンクより、NATネットワークのコンポーネント(vmnet-natd)をダウンロード(MD5: e347f5c8d86640af5102852c897e31cc)
  2. ステップ1でダウンロードした「vmnet-natd」を、アプリケーションパッケージにおける当該コンポーネント(/Applications/VMware Fusion.app/Contents/Library/vmnet-natd)と置き換え(アプリケーションパッケージは通常、単一のファイルとしてパッケージングされたバンドル形式にて提供されており、コンテキストメニューを通じて「Show Package Contents(パッケージの内容を表示)」を実行する事により、内包されている各種のリソースにアクセスする事が可能となります)
  3. 「Terminal(ターミナル、/Applications/Utilities/Terminal.app)」を通じて以下のコマンドを実行し、NATネットワークをリスタート
    • sudo /Applications/VMware\ Fusion.app/Contents/Library/vmnet-cli –stop
    • sudo /Applications/VMware\ Fusion.app/Contents/Library/vmnet-cli –start
御不便をおかけして申し訳ありません。この対処方法があなたの一助となりますように……、だそうです。

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