そんな中、米国時間12日付にてリリースの一報を伝えていたThink Secretが、同14日付にてフォローアップに相当する更なる詳細を報じていますので、以下に追記を含めた内容の全文を要訳してみたいと思います。
(ここから要訳)先週末にAppleより齎された、サードパーティデベロッパに対するMac OS X 10.5 Leopard Build 9A410リリースの報せは、Mac OS X 10.5 Leopardリリース延期(10月)のアナウンスを耳にして、ネガティブとなっていた我々の心を癒してくれました。
「Build 9A410」のテストを行った2日間において、正式リリース延期の要因を察する事は難しくありませんでした。同ビルドには、これまでに配布されてきた「Mac OS X 10.5 Leopard Developer Preview」各ビルドとの比較において、ユーザインターフェイス関連を伴う多数の明白な変更点が含まれているようですが、同時にこれまで以上の更なるバグの数々も確認されています。
最終的には全面的な改定が行われるであろう各種インターフェイス中において、Build 9A410における(インターフェイス関連の)変更点は、特定の領域にフォーカスした比較的小規模なものとなっています。ウインドウにおけるタイトル、及びツールバーが、これまでのMac OS X各リリースより暗く(色濃く)なっている他、一部のボタンに関してはアピアランスの変更も施されています(「Finder」における新たな「QuickLook」機能は、ツールバーボタンがデフォルトで表示されています)。
「Directory」及び「Podcast Capture」と称される2つの新たなユーティリティソフトウェアは、Build 9A410に更なる彩を添えています(恐らく、両ユーティリティ共に「Mac OS X 10.5 Leopard Server」において提供予定とされる一部の新機能に関連付けられる事となるでしょう)。Directoryは基本的、且つ直接的なインターフェイスを有しつつ、更なる諸機能の存在が示唆されるかの如くに、現時点では単にVer.0.3とだけ表記されるに留まっています。
「Photo Booth 2.0」は、昨年の「WWDC(Worldwide Developers Conference) 2006」において配布されたBuild 9A241以降、初となる変更点が確認されました(連続したビデオ、或いは4枚の写真を容易にキャプチャするための機能が追加されています)。しかしながら現時点では幾つかのバグの存在によって、同ソフトウェにおける各種の動作が妨げられているようです。
この度のBuild 9A410においてアップデートが確認されたその他のコンポーネントには「AirPort Admin Utility」及び「Bluetooth File Exchange」が含まれています。「Font Book」は漸く「Brushed Metal(ブラッシュメタル)」インターフェイスを脱し(先の「Build 9A377a」において、ブラッシュメタルインターフェイスの変更が行われなかった唯一の存在でした)、「iCal」ではインターフェイスの一部における微調整が確認されました。しかしながら、こちらにもまた幾つかのバグが確認されています。
また、一層の注目に値するのは「Stationery」(「iWeb」の動作を模倣する、HTMLベースE-Mailに向けたハイクオリティなテンプレート)における幾つかのピースを包含する「Mail 3.0(880)」における各種の変遷です。
追記(※Think Secretによる追記です):一部の読者の方々に御指摘頂いたように、Mail 3.0におけるStationeryは、これまでのビルドにおいても存在していました。この度のBuild 9A410における新たな変更点は、機能性を一層明白、且つ顕著なものとするべく、同アプリケーションにおけるデフォルトウインドウサイズが変更された事です。(ここまで)
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