Appleより「Intel Xeon(Clovertown)」プロセッサを2基搭載した(8コア)「Mac Pro」がリリース

Appleより米国時間4日、3.0GHzクアッドコア「Intel Xeon 5300(コードネーム:Clovertown)」プロセッサを2基搭載し、8コアプロセッシング(8-way)を実現する「Mac Pro」がリリースされています。 ここ数日、そのリリース予定の具体化が囁かれつつあったAppleによる64bitワークステーションMac Proですが、この度米国時間4日付にて、現行ラインアップに3.0GHzクアッドコアIntel Xeon 5300(Clovertown)プロセッサを2基搭載したフラッグシップモデルが追加され、現在Apple Store(オンライン)におけるBTOオプションを通じて、標準構成(2.66GHz Intel Xeon 5100(コードネームWoodcrest))からプラス188,790円にて選択可能となっています。

※標準構成に対して「Two 3.0GHz Quad-Core Intel Xeon」への変更のみを選択した際には508,590円(税込)。既存選択肢も含めたMac ProにおけるBTOオプション全体では、メモリ、及びハードディスク増設時等の価格が一部引き下げられているようです。また、現時点における日本での出荷予定日は2~4営業日となっています。

新たに追加された8コア構成のプロセッサでは、共用L2キャッシュが「Xeon 5100(コードネーム:Woodcrest)」における各プロセッサ4MB(計8MB)から8MB(計16MB)に増強されており(128bit SSE3ベクターエンジン、64bitデータパス、独立した1.33GHz 64 bit FSB2系統等は変更なし)、その他の詳細な技術仕様等が以下の公式ページより確認可能となっています。 実際には新たなモデルがリリースされたというより、BTOオプションにおける選択肢に「Two 3.0GHz Quad-Core Intel Xeon」が追加された形となっているようですが、8コアプロセッシングが齎すインパクトは大きいですね。Appleより示されている「SPEC CPU2000」を用いたベンチマークテストでは、この度の8コアXeon 3.0GHzが、クアッドコアXeon 3.0GHz比にて整数演算で約1.4倍、浮動小数点演算では約1.3倍のスコアを、また、3Dグラフィックソフトの「Luxology modo 203」を用いたレンダリングテストでは「Power Mac G5 Quad 2.5GHz」比で、約3.1倍の処理速度を各々示しているそうです。

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