一連のテストリリース(「May Technology Preview 1 Build 1140310」~「July Technology Preview 2 Build 1243148」)を通じた「VMware Fusion 6.0.0 Build 1296151」における主な特徴として、以下の項目等が示されています(「5.0.3 Build 1040386」からの主な変更点となります)。
- パフォーマンス、及び機能性の向上等を主目的として、「VMware Workstation 10」「VMware Player 6」等と同様に、デフォルトの仮想ハードウェアのバージョンを「10」にアップグレード(virtualHW.version = "10")。仮想マシンのハードウェアバージョンは、セッティングエディタを通じたGUIにて変更可能(「Other(その他)」>「Compatibility(互換性)」)
- 仮想ハードウェアのアップグレードに伴い、仮想マシンにおいて最大16コア(16way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対応(Ver.5.0.xでは最大8コア)。仮想マシンにおける16wayは、16コア以上の物理コアを実装したMacintoshコンピュータにおいてのみ利用可能
- 単一の仮想マシンに対して、最大64GBのRAM容量を割り当て可能に
- Appleによるデスクトップオペレーティングシステム「OS X Mountain Lion(OS X 10.8)」に対するサポートを改善
- Physical Windows PC(実機)からのP2V(Physical to Virtual)マイグレーションをガイドする「PC Migration Assistant(マイグレーションアシスタント)」をアップデート。インスタントネットワーキングテクノロジ「Bonjour」等を通じて、同一ネットワーク上に存在するWindows PCを自動検出可能とし、同アシスタントによって作成された仮想マシン(vmwarevm)をMac OS X(ホストOS)に対してダイレクトに保存可能
- 有効期限付きの仮想マシンを作成可能に
- ユーザインターフェイス関連の改善。セッティングエディタにおける「Other(その他)」>「Compatibility(互換性)」項目をリデザイン。各仮想ハードウェアバージョンに関連付けられた制限事項、及び製品互換性等、より詳細な情報を記述
- 仮想マシンにおいて、ファームウェア「BIOS(Basic Input/Output System)」「EFI(Extensible Firmware Interface)」をリブート可能に(セッティングエディタにおける「Startup Disk(起動ディスク)」>「Restart to firmware(ファームウェアのリスタート)」項目から実行可能。同オプションは「alt/option」キーを押下する事によって表示可能)
- 「Windows 8(ゲストOS)」の実行時に、「Metro-style(メトロスタイル)」における偶発的な入力を防ぐべくして、「command」キーのハンドリングを改善
- Microsoftによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「Windows 8.1 Preview(64bit/32bit)」をゲストOSとして試験的にサポート
- 新たに仮想SATA(Serial ATA)デバイスをサポート
- 「Boot Camp」に対するサポートを改善
- リカバリパーティションから「OS X(ゲストOS)」をインストール可能に
- 「Virtual Machine Library(仮想マシンライブラリ)」から仮想マシンのクローン(複製)を作成可能に
- 仮想マシンにおける既存のスナップショットをベースとして、リンククローンを作成可能に
- 多数のオペレーティングシステムを対象として、メディアの検出性を改善
- ユーザインターフェイス関連の改善。「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」をリデザイン
- 仮想マシン構成時に、より明確なガイダンスを提供すべくして、セッティングエディタにおける「CPU & Memory(プロセッサとメモリ)」項目をリデザイン
- 「Windows 8(ゲストOS)」における「Metro-style」アプリケーションを、Mac OS X(ホストOS)「Dock」に表示可能に
- 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。各種プラットフォーム、及びアプリケーションを対象として、グラフィックスのレンダリングにおける正確性を改善、及びグラフィックスドライバのチューニング(Windowsビデオドライバをアップデート)
- グラフィックスにおけるデスクトップエクスペリエンスを向上(パフォーマンスの改善等)
- 仮想マシンにおけるパワーオペレーション(サスペンド、レジューム、ポーズ(一時停止)、リスタート等)を対象として、パフォーマンス、及び安定性を改善
- Windows 8、Windows 7(何れもゲストOS)における一部のアプリケーションを対象として、全般的な安定性を改善
- 一部特定のシステム構成において、ハングアップ、仮想マシンのフリーズが生じるケースが確認されていた問題を修正
- 一部のデバイスを対象として、USB関連の互換性を改善
- And many others...
- 仮想マシンの作成や設定メニューに対する制限機能(制限付き仮想マシンの作成、実行機能)
- Windows(ゲストOS)に接続されたUSBデバイスに対する接続制限機能
- カスタマイズ可能なヘルプ
- デスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Player」の商用ライセンス(VMware Player 6 Plus)
- ネットワークエディタ(ネットワーク構成ツール)
- VMwareベーシックサポート、及びVMwareプロダクションサポートの利用
- ボリュームプライスの提供
- リンククローンの作成機能
- 管理環境に向けた単一仮想マシンモード
また、上記リストにも示しましたように、Ver. 6.0では新規仮想マシン作成時におけるデフォルトの仮想ハードウェアのバージョンが「10」にアップグレードされていますが、このバージョンが適用された仮想マシンは旧版の「VMware Fusion」とは互換性がありません。特に旧版で作成した仮想マシンをアップグレードする場合には御注意下さい。尚、各仮想ハードウェアバージョンにおける互換性は以下の通りとなります。
- Ver.10→「VMware Fusion 6.0」
- Ver.9→「VMware Fusion 5.0」以降
- Ver.8→「VMware Fusion 4.0」以降
- Ver.7→「VMware Fusion 2.0」以降
- Ver.6→「VMware Fusion 1.0」以降
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