現行版に相当するVer. 4.2においては、米国時間4月12日付にて種々の互換性改善等を主目的としたVer. 4.2.12がリリースされている、マルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」に、米国時間2012年12月19日付にて旧版(Ver. 4.1)を対象としたメンテナンスアップデートに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.1.24 Build 82872」がリリース。現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約97.0MB。バイナリとソースコードにはライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。
この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.1.24」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
- 米国時間9月19日付にてリリースされた「OS X 10.8.2(ホストOS)」との互換性を改善。仮想マシンを適切に起動する事ができないケースが確認されていた問題等を修正
- ページ共有機能「Page Fusion」に関連した問題を修正
- セキュリティ上の理由にて、GUIを通じてプロキシ認証を無効化する事が可能に
- VRDP(VirtualBox Remote Desktop Protocol)関連の改善。ゲストOSにおけるビデオ再生時に、クラッシュするケースが確認されていた問題を修正
- 一部特定状況下にてクラッシュするケースが確認されていた、NAT(Network Address Translation)関連の問題を修正(Windowsホストにおいてのみ発生し得た問題)
- NATエンジンを無効化した場合に発生し得た、メモリリークを修正
- 準仮想化ネットワークアダプタ「Virtio(virtio-net)」関連の改善。セッションインフォメーションダイアログ(GUI)におけるネットワーク統計カウンターに関連した問題を修正
- ストレージ関連の問題に起因して、仮想マシンのリセット時にハングアップするケースが確認されていた問題を修正
- ストレージ関連の問題に起因して、一部特定状況下においてハングアップするケースが確認されていた問題を修正
- And many others...
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