Appleより「iTunes 7.1」がリリース、「Windows Vista」への完全対応は持越し

Appleより米国時間5日、「iTunes 7.1 for Mac」及び「iTunes 7.1 for Windows」がリリースされています。 2月上旬に「Windows Vista」との互換性問題が公表されていた「iTunes」ですが、この度米国時間5日付にて最新版に相当するiTunes 7.1がリリースされ、現在Mac OS X、Windows版各々のバイナリパッケージが冒頭Linkのダウンロードページ、及び「Software Update」経由にて入手可能となっているようです(Mac OS X版:約21MB、Windows版:約36.1MB)。

「iTunes 7.1」における主要な変更点、及びシステム要件等が以下の通りに示されています。
  • セットトップボックス「Apple TV」への対応(「iTunes」>「環境設定...」>「Apple TV」より制御可能)
  • 「Cover Flow View」におけるフルスクリーン表示
  • 各種コンテンツ固有のプロパティ情報が拡充
  • 「情報」>「並べ替え」を利用した任意のソートが制御可能に
  • 「iTunes」>「環境設定...」>「ペアレンタル」において、レーティング対象国(米国、カナダ、英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド)が設定可能に
  • Mac OS X 10.3.9 or later
  • Windows XP Service Pack 2
  • Windows 2000 Service Pack 4
  • 音楽再生/エンコード:QuickTime 6.5.2 or later
  • ビデオ再生:QuickTime 7.1.5(同日リリース)
尚、2月上旬に発せられたWindows Vistaとの互換性問題に言及したナレッジベースでは、ネクストリリースにおけるWindows Vistaへの対応予定が示唆されていましたが、現時点における公式な見解は、
iTunes 7.1 では、Windows Vista との数多くの互換性の問題を解決します。
との記述が見られるに留まっているようです。

また、ITproに掲載されている報告では、深刻な不具合の一つに挙げられていた「iTunes Storeにて購入した各種コンテンツが再生できない」との不具合の解消が確認されているようですが、未だ残されている問題点として以下の項目等が挙げられています。
  • 「Safely Remove Hardware」機能を用いてWindowsシステムトレイからイジェクトした「iPod」は安全ではない(iPodが破損する危険性も。常に安全にiPodをイジェクトするためには、iTunesにおける「Controls」メニューから「Eject iPod」を選択実行する必要がある)
  • テキスト、及びグラフィックス表示の一部が正しく行われないケースがある
  • 64bit版のWindows Vistaには非対応
上記の不具合等に関しては、AppleとMicrosoftが現在協議中とされており、完全対応版のリリース時期は未定と伝えられています。

追記(3/8)

本文中でも紹介しておりますWindows Vistaとの互換性問題に言及したナレッジベースがiTunes 7.1に対応した最新情報に更新されているようです。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

当サイトにおけるプライバシーポリシー