- New Parallels Desktop for Mac Lets Users Run Windows Applications Like They Are Native Mac Applications
- Parallels、「Parallels Desktop for Mac」をアップデート--複数の新機能が追加に - CNET Japan
この度の正式版(Build 3186)では、Release Candidate 3(Build 3170)からの大幅な変更は行われていないようですが、改めて先の正式版(Build 1970)からの主要な変更点を以下のリストに纏めてみます。
- ウインドウ、ダイアログ等における再設計されたインターフェイス(一層容易な管理と更なる視覚的アピールを包含)
- 「Boot Camp Assistant」よって作成されたWindowsパーティションを Parallels仮想ディスクとして認識可能とし、そこにインストールされたWindowsを ゲストOSとして使用可能に(「FAT32」「NTFS(NT File System)」をフルサポートし、Mac OS Xとは物理的な別ディスクに(外部ディスク)に作成されたBoot Campパーティションも利用可能)
- メインウインドウが任意にリサイズ可能に(Windowsインターフェイスは、即座に新たなウインドウサイズに適したスクリーン解像度に自身を自動調整)
- Windows、Mac OS X間におけるシームレスなドラッグアンドドロップを実現する「Global Sharing」「Lacal Sharing」(デフォルト状態では無効化、機能の詳細はこちらのエントリにて紹介しております)
- Mac OS Xアプリケーションであるかの如く、Windowsアプリケーションをハンドリング可能とする「Coherence」モード
- 各仮想マシン各々を、Parallels Desktop for Macの始動段階において一極集中させる「Virtual Machine Catalog」
- 多様なアプリケーションにおけるグラフィックパフォーマンスの改善
- 仮想マシン実行時におけるネットワークモード間の迅速な切り替えを実現し、仮想ネットワークインターフェイスを最大5つまでサポート
- 「Connection Sharing Mode」と同時に、Cisco VPNや、その他多数の複雑なネットワーキングアプリケーションを実行可能に
- 「One-click Virtual Machine Aliases」
- 「command」+「Z」「X」「C」「V」キーコンビネーションのマッピング、スワップコントロール、及び「command」キーの無効化が可能に
- 「Shared Folder」の迅速な構成等を実現する「Shared Folder Utility」
- CD/FDDイメージとフォルダのドラッグアンドドロップ
- 「Power On」「Power Off」「Suspend」「Resume」「Pause」機能と符合する、幾つかの新たな目を惹くアニメーション
- Windows PC(実機)、或いは「VMware」「Virtual PC」仮想マシンイメージ等からParallels仮想マシンイメージへの変換を可能とする「Transporter」
- 「USB 2.0」デバイスのサポート(プラグアンドプレイ、及び「iSight」にも対応)
- 仮想CD/DVDドライブにおけるフル機能サポート(仮想マシンからのCD、DVDの直接書き込み、及びコピープロテクトされたCD、DVDの再生等が可能に)
- 「Windows Vista」への対応とアップグレードサポート(現時点で「Aero Glass」には未対応)
- 「Mac OS X 10.5 Leopard」における試験的なサポート(「Mac OS X 10.5 Leopard Developer Preview」を暫定的に利用可能)
多大なインパクトを齎した昨年12月における「Build 3036」のリリース以来、約3ヶ月弱での正式リリースを実現。Intelプロセッサへの移行が齎した大きな福音の一つともいえる仮想化ソリューションを担う存在として、今後の展開にも大いに期待したいと考える次第です。
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