Mozillaより「Firefox 19」がリリース、PDFビューアを実装 etc...

Mozilla Foundationより米国時間19日、Releaseチャンネルを通じて、同団体によるマルチプラットフォーム対応のオープンソースWebブラウザ「Firefox」の最新安定版に相当する「Firefox 19.0.0」がリリースされ、新たにPDFビューアの実装等が行われています。 米国時間1月8日付にてリリースされたVer. 18において、新たなJavaScriptコンパイラ「IonMonkey」の実装等が行われている、オープンソースWebブラウザ「Firefox」ですが、この度米国時間19日付にて同Webブラウザの最新安定版に相当する「Firefox 19.0.0」がリリースされ、現在Mozilla Foundationによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象とした日本語含む89言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X版 約37.2MB)。

この度リリースされた「Firefox 19.0.0(Release)」では、一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.18.0.2からの主な変更点となります)。
  • 新たに「HTML5」ベースのPDFビューアを実装。プラグインを要せずして、PDFコンテンツを表示可能に
  • Canvsエレメントに描画されたコンテンツを、canvas.toBlob()を使用してイメージとしてエクスポート可能に
  • スタートアップパフォーマンスを改善し、起動時間を短縮
  • 主としてWeb開発者に向けた機能の改善。デバッガが例外発生時に一時停止可能となった他、列挙できない属性を隠す事が可能に
  • Android版、或いはモバイルオペレーティングシステム「Firefox OS」に対する接続を対象として、リモートWebコンソールを利用可能に(現時点では試験的な対応との位置付けで、「devtools.debugger.remote-enabled」の値を「true」に設定する事によって試用可能に)
  • アドオン、及びブラウザ開発者を対象として、新たにブラウザデバッガを追加(現時点では試験的な対応との位置付けで、「devtools.chrome.enabled」の値を「true」に設定する事によって試用可能に)
  • WebコンソールにおけるCSSへのリンクを、スタイルエディタにおいて開く事が可能に
  • 「HTML5」関連の改善。新たにCSSにおける@pageをサポート
  • 幾つかの安定性関連の問題を修正
  • 幾つかのセキュリティ関連の問題を修正
  • And many others...
尚、米国時間2012年11月20日付にてリリースされたVer. 17.0.0より、Mac OS X版におけるシステム要件の一部が変更され、「Mac OS X 10.5 Leopard」に対する対応が終了しています。Mac OS X版は「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」以降がサポート対象となりますので、御注意下さい。

その他にも「Firefox」関連では、同日付にてモバイルブラウザ「Firefox for Android」の最新安定板に相当する「Firefox for Android 19.0.0」もリリースされており、同版ではテーマ機能のサポート等が行われています(テーマ機能を通じて、ブラウザの外観をカスタマイズ可能に。Android版は「Google Play」を通じて入手可能となっています)。

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