この度リリースされた「Firefox 19.0.0(Release)」では、一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.18.0.2からの主な変更点となります)。
- 新たに「HTML5」ベースのPDFビューアを実装。プラグインを要せずして、PDFコンテンツを表示可能に
- Canvsエレメントに描画されたコンテンツを、canvas.toBlob()を使用してイメージとしてエクスポート可能に
- スタートアップパフォーマンスを改善し、起動時間を短縮
- 主としてWeb開発者に向けた機能の改善。デバッガが例外発生時に一時停止可能となった他、列挙できない属性を隠す事が可能に
- Android版、或いはモバイルオペレーティングシステム「Firefox OS」に対する接続を対象として、リモートWebコンソールを利用可能に(現時点では試験的な対応との位置付けで、「devtools.debugger.remote-enabled」の値を「true」に設定する事によって試用可能に)
- アドオン、及びブラウザ開発者を対象として、新たにブラウザデバッガを追加(現時点では試験的な対応との位置付けで、「devtools.chrome.enabled」の値を「true」に設定する事によって試用可能に)
- WebコンソールにおけるCSSへのリンクを、スタイルエディタにおいて開く事が可能に
- 「HTML5」関連の改善。新たにCSSにおける@pageをサポート
- 幾つかの安定性関連の問題を修正
- 幾つかのセキュリティ関連の問題を修正
- And many others...
その他にも「Firefox」関連では、同日付にてモバイルブラウザ「Firefox for Android」の最新安定板に相当する「Firefox for Android 19.0.0」もリリースされており、同版ではテーマ機能のサポート等が行われています(テーマ機能を通じて、ブラウザの外観をカスタマイズ可能に。Android版は「Google Play」を通じて入手可能となっています)。
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