この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.2.2」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
- 米国時間9月19日付にてリリースされた「OS X 10.8.2(ホストOS)」との互換性を改善。仮想マシンを適切に起動する事ができないケースが確認されていた問題等を修正
- GUI関連の改善。仮想マシンアイテムのツールチップ機能をリストア(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
- GUIクライアント「VirtualBox Manager(VirtualBoxマネージャー、VirtualBox.app)」における仮想マシンのグループ化機能を対象として、ツールチップ機能を追加
- 仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」関連の改善。.ovf/.ovaファイル名の結び付けのハンドリングを改善(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
- 最初の仮想マシンを作成する前に、環境設定(「VirtualBox」>「Preferences...(環境設定)」)項目を変更する事ができないケースが確認されていた問題を修正
- Windowsホストにおいてフルスクリーンモードを抜ける時に、仮想マシンがキーボードのフォーカスを確実に受け取るべくした改善を適用
- セキュリティ上の理由にて、GUIを通じてプロキシ認証を無効化する事が可能に
- 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。ディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」を対象として、「DrawIndexedPrimitiveUP」の実装を修正
- ストレージ関連の問題に起因して、仮想マシンのリセット時にハングアップするケースが確認されていた問題を修正
- 一部特定状況下にてクラッシュするケースが確認されていた、NAT(Network Address Translation)関連の問題を修正(Windowsホストにおいてのみ発生し得た問題)
- ホストネームサーバが一部の異常なループバック値が設定していた場合に、自動的にホストリゾルバが使用されるべくした変更を適用
- 集中的なネットワーク転送時にクラッシュするケースが確認されていた、「Intel e1000」ネットワークドライバ関連の問題を修正(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
- ICH9関連の改善。PCIブリッジのイニシャライゼーションを修正
- BIOS(Basic Input/Output System)関連の改善。ウォームリブート後に、一部のレガシーなゲストOS(例えば「Windows 95」)がブートデバイスを見付ける事ができないケースが確認されていた問題を修正
- EFI(Extensible Firmware Interface)関連の改善。Mac OS X(ゲストOS)を対象として、自動起動を修正(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
- コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。「showvminfo --machinereadable」のアウトプットを修正
- 「storageattach --discard」の解析を修正
- 「showvminfo」コマンドにおけるHPET(High Precision Event Timer、高精度イベントタイマー)設定の不正なアウトプットを修正
- 「guestcontrol」を通じてゲストプロセスを実行した後に、ゲストセッションが閉じられるケースが確認されていた問題を修正
- 「VBoxShell」において、インターフェイス名の変更に適応すべくした改善を適用
- ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。デバイス。クラッシュ後に仮想マシンをリセットした場合に、「Guest Additions」がハングアップするケースが確認されていた問題を修正
- Linuxゲスト、ホスト双方を対象として、「Linux Kernel 3.7-rc1」に関連した修正を適用
- 「X.Org Server 1.13」をサポート(Linux Additions)
- 古いLinuxカーネルを伴うX Serverをリスタートした後に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正(Linux Additions)
- CPUのホットリムーブを行った時に、「VBoxService」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正(Linux Additions)
- 「Windows NT 4.0(ゲストOS)」を対象として、自動スクリーンリサイズ関連の問題を修正(Windows Additions)
- OS/2(ゲストOS)のシャットダウン時に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正(OS/2 Additions)
- OS/2(ゲストOS)を対象として、マウスドライバ関連の問題を修正(OS/2 Additions)
- DTraceモジュールでの、ホストドライバのリンクを修正(Solarisホスト)
- And many others...
この記事へのコメント