「Parallels Desktop for Mac」、大幅な機能強化と共に「Build 3036 Beta」配布開始

AppleInsiderより米国時間1日、Parallels Software InternationalによるMac OS Xベースの仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のメジャーアップデートに相当するとされる「Parallels Desktop for Mac Build 3036 Beta」の配布に言及した記事が掲載されています。 Build No.から察するだけでも、その大幅な機能強化が窺い知れるようではありますが……、上記LinkのAppleInsiderによると、洗練されたユーザインターフェイスと「Boot Camp」に対する新たなサポートを導入するであろうParallels Desktop for Macの新たなバージョンにおいて、Mac OS Xベースの仮想化ソフトウェア技術が飛躍的な躍進を果たそうとしているとの事。今週、テスタ達に配布されたと伝えられている「Parallels Desktop for Mac Beta Build 3036」では、以下のような主要な機能強化等が示されているようです。
  • ウインドウとダイアログに対する完全に再設計されたインターフェイス(一層容易な管理と更なる視覚的アピールを包含)
  • 「Windows XP」がプリインストールされたBoot Campパーティションを、仮想ハードディスクドライブとして利用可能に(リスタートを必要とせず、Parallels Desktop for MacからダイレクトにBoot CampパーティションにおけるWindowsをブート可能)
  • Parallels Desktop for Macのメインウインドウが、他の何れのMac OS Xアプリケーションウインドウのように任意にリサイズ可能に(Windowsインターフェイスは、即座に新たなウインドウサイズに適したスクリーン解像度に自身を自動調整)
その他の機能としては、
  • Windows、Mac OS X間におけるファイルやフォルダの「シームレスドラッグアンドドロップ」
  • あたかもMac OS Xアプリケーションであるかのように、Windowsアプリケーションを表示するであろう「Coherency」
  • 各仮想マシン各々を、Parallels Desktop for Macの始動段階において一極集中させる「仮想マシンカタログ」(一つ以上の仮想マシンを有するユーザ達を満たすであろうとの事)
  • 多様なアプリケーションにおいて、最大50%に至るまでのグラフィックパフォーマンスの改善(改善されたUSBの互換性は、Parallels Desktop for MacにUSBデバイスを接続した際に概して現れていた「5~10秒間待って下さい」とのメッセージを収束させるであろうとの事)
  • 仮想マシン実行時におけるネットワークモード間の迅速な切り替えを実現し、仮想ネットワークインターフェイスを最大5つまでサポート
  • 「Connection Sharing Mode」と同時に、Cisco VPNや、その他多数の複雑なネットワーキングアプリケーションを実行可能
  • 1クリック仮想マシンエイリアス
  • 「command」+「A」「Z」「X」「C」「V」キーコンビネーションによる透過性マッピング
  • 迅速な「Shared Folder」の構成
  • CD/FDDイメージとフォルダのドラッグアンドドロップ
  • 「パワーオン」「パワーオフ」「サスペンド」「レジューム」「ポーズ」機能と符合する、幾つかの新たな目を惹くアニメーション
  • 「Windows PC」(実機)、或いは「VMware」「Virtual PC」仮想マシン等からのParallels仮想マシンへの移行を促進するであろう「Transporter Beta」
等が挙げられており、Parallels Desktop for Mac Build 3036 Betaは、現行バージョンに対して無償アップデートにて提供されるであろうと記されています。

全体的には至る所に注目に値する機能が見受けられる中、Boot Campパーティションの仮想マシンとしての利用に関しては、パフォーマンス面におけるアドバンテージ如何ではありますが、仮想化技術が有するメリットの幾つかがスポイルされるのではないかと感じています。Transporter共々、既にBoot Campや他社製ハードウェア、或いは同仮想化ソフトウェアを導入しているユーザに対するParallels Desktop for Macの訴求には一役買えそうではありますが……。個人的にはClassic環境や互換レイヤをイメージさせるCoherencyが非常に興味深く、用途に応じた棲み分けが実現できれば、有効な機能の一つと成り得るのではないかと考えています。

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