Googleより「Google Chrome 21(Stable)」がリリース、「MacBook Pro Retina」をサポート etc...

Googleより米国時間7月31日、Stableチャンネルを通じて、同社によるマルチプラットフォーム対応のWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版に相当する「Google Chrome 21.0.1180.60」がリリースされ、新たにAppleによる「MacBook Pro with Retina display」に対するサポート等が行われています。 米国時間6月27日より、新たにAndroid版(Chrome for Android)の提供も開始されている、Webブラウザ「Google Chrome」ですが、この度米国時間7月31日付にて同Webブラウザ(デスクトップ版)の最新安定版に相当する「Google Chrome 21.0.1180.57」がリリースされ、現在Stableチャンネルを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象としたバイナリパッケージ、及びIEプラグインの「Chrome Frame」が入手可能となっています(Mac OS X版 約42.3MB。これまでにStable/Betaチャンネルを通じて提供されていたビルドに対しては、自動更新経由でのプッシュも行われています)。

この度リリースされた「Google Chrome 21.0.1180.57(Stable)」では、米国時間6月11日付(WWDC 2012)にて発表された「MacBook Pro with Retina display」に対するサポートが行われた他、Googleクラウドプリントとの連携強化(プリンタドライバを要せずして印刷可能なプリントサービス)、「Gamepad JavaScript API」のサポートによるゲームパッド対応の強化、及び「WebRTC」のファーストステップに相当する「getUserMedia API」に対する対応等が行われています(「WebRTC」はリアルタイムコミュニケーションに向けた標準規格に相当し、当該APIを使用する事によって、Webアプリケーション等からコンピュータに搭載されているWebカメラやマイクに対して、プラグインを伴わずしてアクセス可能となっています)。

※一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、先のBeta版からは主としてセキュリティ関連の修正等が行われています(総じて15件の脆弱性が修正され、深刻度の内訳は「Critical」が1件、「High」が6件、「Mdedium」が5件、「Low」が3件となっています)。

その他にも「Google Chrome」関連では、米国時間7月30日付にてVer. 22.0.1221.0がDevチャンネルを通じてリリースされており、同バージョンではJavaScriptエンジン「V8」のアップデート(V8 3.12.16.0)、及び安定性関連の改善等が行われています。

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