Mozillaより「Firefox 14(Release)」がリリース、「OS X Lion」のフルスクリーンに対応 etc...

Mozilla Foundationより米国時間17日、Releaseチャンネルを通じて、同団体によるマルチプラットフォーム対応のオープンソースWebブラウザ「Firefox」の最新安定版に相当する「Firefox 14.0.1」がリリースされ、Appleによる「OS X Lion」に対する対応の強化等が行われています。 リリーススケジュールや開発チャンネルの見直し等に伴い、短周期での高速リリースサイクルに取り組んでいる、オープンソースWebブラウザ「Firefox」ですが、この度米国時間17日付にて同Webブラウザの最新安定版に相当する「Firefox 14.0.1」がリリースされ、現在Mozilla Foundationによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象とした日本語含む88言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X版 約31.0MB)。

この度リリースされた「Firefox 14.0.1(Release)」では、一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.13.0.1からの主な変更点となります)。
  • サーチボックスから利用可能なGoogle検索が、HTTPSによる暗号化に対応
  • Appleによるデスクトップオペレーティングシステム「OS X Lion(Mac OS X 10.7)」を対象として、フルスクリーンモードをサポート
  • プラグインコンテンツが、クリック後に読み込まれるようにするための機能を追加(試用する場合には、「about:config」にて設定値を変更する必要がある)
  • 「スマートロケーションバー(Awesomebar、すごいバー)」において、以前に入力したURLが自動的に補完されるべくした改善を適用
  • ファビコンによる、SSL暗号化接続状態の偽装を防止するために、サイト識別情報のデザインを改善
  • 新たにポインタロックAPIを実装
  • ディスプレイをスリープさせないようにするための、新たなAPIを実装
  • テュルク諸語、ギリシャ語を対象として、CSS text-transform、及びfont-variantを改善
  • マルチディスプレイ環境において、nsCocoaWindow::ConstrainPositionが誤ったスクリーンを使用するケースが確認されていた問題を修正(Mac OS X版)
  • 要素のクラス名が、Javascriptによって設定された場合に発生し得た、CSS :hoverのレグレッションを修正
  • 幾つかの安定性関連の問題を修正
  • 幾つかのセキュリティ関連の問題を修正
  • And many others...
一方で、主としてエンタープライズクラスに向けて継続されていたVer. 3.6のサポートは、米国時間4月23日付にて終了しています。今後はセキュリティ関連の修正も行われないため、開発サイドからは(該当ユーザに対して)現行版へ移行するように呼び掛けられています。

また、米国時間6月5日付にてリリースされたVer. 13.0.0より、Windows版におけるシステム要件の一部が変更され、「Windows XP Service Pack 1」「Windows 2000」への対応が終了しています。Windows版は「Windows XP Service Pack 2」以降がサポート対象となりますので、御注意下さい。

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