この度リリースされた「Firefox 12.0(Release)」では、一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.11.0.0からの主な変更点となります)。
- 一部のApple製コンピュータにおいて、Webブラウザに向けた3Dグラフィックスレンダリングの標準規格「WebGL」のパフォーマンスが低下するケースが確認されていた問題を修正
- Windows版において、アップデート毎にUAC(User Account Control、ユーザアカウント制御) による確認画面が表示されなくなるべくした変更を適用(更新作業を、よりスムーズに実行可能に)
- ページのソース表示に行番号を追加
- <title>属性の値に含まれる改行文字が反映され、複数行のツールチップを表示可能に
- 「Find in Page(ページ内検索)」を実行した時に、検索結果における強調部が画面中央部に表示されるようにスクロール位置を調整
- 「Download Manager(ダウンロードマネージャ)」ウインドウにペーストされたURLが、自動的にダウンロードされるべくした改善を適用
- CSSにおける「text-align-last」プロパティをサポート
- 「ECMAScript 6」におけるMap、Setオブジェクトを試験的に実装
- 一部のTinyMCEベースのテキストエディタが、読み込みに失敗するケースが確認されていた問題を修正
- 「HTML5」の動画や音声の再生時に表示されるコントローラーを改善
- 幾つかの安定性関連の問題を修正
- 幾つかのセキュリティ関連の問題を修正(総じて14件の修正を適用)
- And many others...
また、ESR版(Extended Support Release、法人向けの延長サポート版)、及びAndroid版に関しては、セキュリティ関連の修正等を主目的としたVer. 10.0.4が公開されています(「Firefox for Android」に関しては、現在抜本的な設計の見直しを行なっているため、新機能の追加等は行わないメンテナンスアップデートとして提供されています)。
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