Googleより米国時間28日、Stableチャンネルを通じて、同社によるマルチプラットフォーム対応のWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版に相当する「Google Chrome 18.0.1025.142」がリリースされ、Mac OS X、Windows版の一部対応機種に向けたGPUアクセラレーションのサポート等が行われています。
米国時間2月7日より、新たにAndroid版(Chrome for Android)のBeta公開も開始されているWebブラウザ「Google Chrome」ですが、この度米国時間28日付にて同Webブラウザ(デスクトップ版)の最新安定版に相当する「Google Chrome 18.0.1025.142」がリリースされ、現在Stableチャンネルを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象としたバイナリパッケージ、及びIEプラグインの「Chrome Frame」が入手可能となっています(Mac OS X版 約37.6MB。これまでにStable/Betaチャンネルを通じて提供されていたビルドに対しては、自動更新経由でのプッシュも行われています)。
この度リリースされた「Google Chrome 18.0.1025.142(Stable)」では、Mac OS X版とWindows版の一部対応機種において、(「canvas」タグによる2Dコンテンツの表示にて)GPUによるハードウェアアクセラレーションに対応した他、Webブラウザに向けた3Dグラフィックスレンダリングの標準規格「WebGL」をソフトウェアレベルにて実行可能なラスタライザ「SwiftShader」のサポート等が行われています(米TransGamingからライセンスを受けた「SwiftShader」のサポートにより、より広範な機種にて「WebGL」を実行可能に)。
※一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、先のBeta版からは主としてセキュリティ関連の修正等が行われています。
その他にも「Google Chrome」関連では、米国時間28日付にてVer.19.0.1081.2がDevチャンネルを通じてリリースされており、同バージョンではJavaScriptエンジン「V8」のアップデート(V8 3.9.24.1)、及び安定性関連の改善等が行われています。
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