Mozillaより「Firefox 11(Release)」がリリース、スタイルエディタを実装 etc...

Mozilla Foundationより米国時間13日、Releaseチャンネルを通じて、同団体によるマルチプラットフォーム対応のオープンソースWebブラウザ「Firefox」の最新安定版に相当する「Firefox 11.0」がリリースされ、新たにCSSを編集可能なスタイルエディタ の実装等が行われています。 リリーススケジュールや開発チャンネルの見直し等に伴い、短周期での高速リリースサイクルに取り組んでいる、オープンソースWebブラウザ「Firefox」ですが、この度米国時間13日付にて同Webブラウザの最新安定版に相当する「Firefox 11.0」がリリースされ、現在Mozilla Foundationによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象とした日本語含む86言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X版 約32.0MB)。

この度リリースされた「Firefox 11.0(Release)」では、一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.10.0.2からの主な変更点となります)。
  • 「Google Chrome」から、ブックマーク、ヒストリ、クッキーをマイグレート可能に
  • 各種設定をインターネットを介して共有可能な同期機能「Firefox Sync」にて、アドオンを同期可能に
  • 新たに「CSS3」における「text-size-adjust」プロパティ をサポート
  • 「HTML5」関連の改善。「HTML5」ビデオに向けて、メディアコントローラをリデザイン
  • HTMLエレメントにおける「outerHTML」プロパティをサポート
  • ソース表示のシンタックスハイライトにHTML5パーサを採用
  • デベロッパツールの改善。主としてWebデベロッパに向けて、CSSを編集可能なスタイルエディタを実装
  • ページインスペクタにおける3Dビューを用いて、Webページの構造を立体的に視覚化可能に
  • ページの読み込みを高速化すべくして、「SPDY」プロトコルに対応(開発者等が同プロトコルをテスト可能に)
  • XMLHttpRequestにおいて、HTMLパースをサポート
  • ファイルをIndexedDBに保存可能に
  • WebSocketのベンダー接頭辞を外すべくした変更を適用
  • 「Growl 1.3」以降にて、通知が適切に表示されないケースが確認されていた問題を修正
  • 幾つかの安定性関連の問題を修正
  • 幾つかのセキュリティ関連の問題を修正
  • And many others...
その他にもMozillaからは、同日付にて旧版を対象としたメンテナンスアップデートに相当する「Firefox 3.6.28」もリリースされており、同バージョンではセキュリティ、及び安定性関連の修正等が行われています。

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