「Ubuntu 11.10(Oneiric Ocelot)」をベースとする「Linux Mint 12 LXDE」では、英国時間2011年11月26日付にてリリースされたGNOME版と同様に、Linuxカーネルに「Linux Kernel 3.0」、X.Org Serverに「X.Org Server 1.10.4」が実装されている他、デフォルトのデスクトップ環境として「LXDE 0.5.0」、WebブラウザとしてMozilla Foundationによる「Firefox 7.0.1」、メールクライアントとして「Thunderbird 7.0.1」、オフィススイートとしてthe AbiSource communityによる「AbiWord 2.8.6」が各々採用されています。
その他にも当版では、デフォルトのサーチエンジンとして「Duck Duck Go」が採用された他、起動可能なUSBメモリを作成するために「dd」コマンド、或いはGUIフロントエンドを使用可能なハイブリッドISOイメージとしての提供等も併せて行われています(従来までは、USBを通じてインストールする場合に「Startup Disk Creator」、或いは「UNetbootin」等のツールが要されていた)。
※米Microsoftによる「Silverlight」のオープンソース実装「Moonlight」プラグインは、Firefoxをクラッシュさせるバグが存在するとして除去されています。
尚、Linux Mint teamからはUbuntuベースの他に、Debianをベースとした「LMDE(Linux Mint Debian Edition)」も提供されており、こちらは2011年9月にリリースされた「LMDE 201109」が現時点における最新版となります。
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