VMwareより「VMware View Client for iPad 1.3」がリリース

米EMC傘下のVMwareより米国時間16日、同社によるiOSベースのViewクライアント「VMware View Client for iPad」のアップデートリリースに相当する「VMware View Client for iPad 1.3.0」がリリースされています(AppleによるiOS(iPad)で動作するリモートクライアントです。仮想化ソフトウェアではありませんので御注意下さい)。

デスクトップ仮想化ソリューション「VMware View(旧VMware VDI(VMware Virtual Desktop Infrastructure))」による仮想デスクトップインスタンスを、iOSから(Wi-Fi(無線LAN)、或いは3Gネットワークを介して)制御可能とするリモートクライアント「VMware View Client for iPad」に、米国時間16日付にてアップデートリリースに相当する「VMware View Client for iPad 1.3.0」がリリース。現在Apple App Storeを通じて、日本語含む6言語に対応したマルチリンガル版のクライアントプリケーションが入手可能となっています(約5.0MB)。

この度リリースされた「VMware View Client for iPad 1.3.0」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
  • 外部ディスプレイ、及びAirPlayでの使用等に向けたプレゼンテーションモードにおいて、最大1080p(1920*1080)の出力解像度に対応
  • より高い解像度のスクリーンを適切にスクロールするために、新たに仮想ハイレゾリューション表示をサポート
  • ディスプレイプロトコル「PCoIP」において帯域幅の使用を改善
  • 種々のバグフィックス
  • And many others...
当クライアントアプリケーションは、「VMware View 4」より新たに採用されたディスプレイプロトコル(画面転送プロトコル)「PCoIP(PC over IP)」をサポートする他、インプットオペレーションの効率化等を齎すべくしてマルチタッチディスプレイを利用したマルチタッチジェスチャ、及び「Apple iPad Keyboard Dock」、Bluetoothキーボード等に対応しています。また、対象プラットフォームとしてモバイルオペレーティングシステム「iOS 4.2」以降(米国時間10月12日付にてリリースされた「iOS 5」を含む)、管理対象として「VMware View 4.6」以降(「VMware View 5」を含む)によって構築された仮想デスクトップ環境が挙げられています。

※冒頭にも記しましたが、当エントリにて採り上げている「VMware View Client for iPad」は、(「VMware Workstation」「VMware Fusion」等のような)ホストOS上で仮想マシンを構築するためのType 2 ハイパーバイザではありません。Viewによる仮想デスクトップインスタンスをiOS(iPad)から遠隔操作するためのクライアントアプリケーションですので御注意下さい。

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