Oracleより「VM VirtualBox 4.1.4」がリリース

Oracleより米国時間3日、同社によるマルチプラットフォーム対応のオープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のメンテナンスアップデートに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.1.4」がリリースされています。

米国時間7月19日付にてリリースされたVer.4.1.0より、新たにディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」の試験的サポート等が行われているマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」に、米国時間3日付にてメンテナンスアップデートに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.1.4 Build 74291」がリリース。現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約86.0MB。バイナリとソースコードにはライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.1.4」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
  • 32bitホストにおけるPAE(Physical Address Extension)ゲストの動作を修正(Ver.4.0におけるレグレッション)
  • 新しいAMD製CPUを搭載したホストコンピュータ上で64bitゲストOSを動作させた場合に発生し得た問題を修正
  • 古い版のエクステンションパックが使用されている場合に、警告が発せられるべくした変更を適用
  • コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。エクステンションパックのインストールに関連した「extpack install --replace」が適切に動作しないケースが確認されていた問題を修正
  • 「convertfromraw」において、ターゲットイメージのUUID(Universally Unique Identifier)を指定可能に
  • VRDP(VirtualBox Remote Desktop Protocol)関連の改善。サーバに対して複数台のクライアントが接続されている場合に、稀にクラッシュが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • スプリットvmdkイメージ(VMware仮想ディスク)を作成する時の、プログレスインジケータを修正
  • スナップショットのリストアを行った場合に、仮想ディスクを適切に取り外す事ができなかった問題を修正
  • ヘッドレスモードでの運用等に向けて、プレビューウインドウ等で使用されるスクリーンショットの撮影を修正
  • フルスクリーンモードへの(或いはフルスクリーンモードからの)切り替えを行なった時に、不正確なレンダリング、或いは仮想マシンのクラッシュが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。「Ubuntu 9.10(Karmic Koala)」を対象として、ウィンドウマネージャ「Compiz」との互換性を改善
  • パッケージにおいて、ハードリンクを使用しなくなるべくした変更を適用(Linux、Solaris版。Ver.4.1.2におけるレグレッション)
  • ルートユーザとしてインストールを行った場合に発生し得た、インストレーション関連の問題を修正(Mac OS Xホスト)
  • vboxnetXホストオンリーインターフェイスでの、パケットキャプチャに関連した問題を修正
  • ファームウェアとして「EFI(Extensible Firmware Interface)」を選択したゲストOSが、適切に起動する事ができないケースが確認されていた問題を修正(Solarisホスト)
  • ヘッドレスインターフェイス「VBoxHeadless」使用時に、別のコンソールウインドウが開かれなくなるべくした変更を適用(Windowsホスト)
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。「X.Org Server 1.11」に対するサポートを追加
  • 「openSUSE 12.1(ゲストOS)」において「VBoxService」が適切に起動されるべくした修正を適用(Linux Additions)
  • DRMモジュールのコンパイルに失敗した場合にも、インストレーションが適切に終了すべくした改善を適用(Linux Additions)
  • 共有フォルダをマウント、或いはアンマウントする際に、メモリリーク、或いはメモリパニックが発生するケースが確認されていた問題を修正(Solaris Additions)
  • 「Snipping Tool(スニッピングツール)」の動作時に、BSOD(Blue Screen of Death、ブルースクリーン)が発生するケースが確認されていた問題を修正(Windows Additions)
  • 「Windows Aero(Windows Authentic, Energetic, Reflective and Open)」が有効化されたWindows 7/Vistaにおいて、イメージビューアが適切に動作すべくした改善を適用(Windows Additions)
  • ATI製グラフィックスカードを伴うシステムにて「Windows Aero」を有効化した場合に、ウインドウ枠が適切に描画されないケースが確認されていた問題を修正(Windows Additions)
  • And many others...
既知の問題点を含むその他の詳細が、リリースノート、及びサポートフォーラム等を通じて確認可能となっています。


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