Googleより「Google Chrome 14.0.835.163(Stable)」がリリース、「OS X Lion」対応を強化 etc...

Googleより米国時間16日、Stableチャンネルを通じて、同社によるマルチプラットフォーム対応のWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版に相当する「Google Chrome 14.0.835.163」がリリースされ、「Mac OS X Lion」に対する対応強化等が行われています。 積極的なリリーススケジュールや独創的なコンセプトの創出等により、Net Applications等によって調査されているマーケットシェアにおいて力強い成長を継続しているWebブラウザ「Google Chrome」ですが、この度米国時間16日付にて同Webブラウザの最新安定版に相当する「Google Chrome 14.0.835.163」がリリースされ、現在Stableチャンネルを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象としたバイナリパッケージ、及びIEプラグインの「Chrome Frame」が入手可能となっています(Mac OS X版 約40.7MB。これまでにStable/Betaチャンネルを通じて提供されていたビルドに対しては、自動更新経由でのプッシュも行われています)。

この度リリースされた「Google Chrome 14.0.835.163(Stable)」における主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.13.0.782.220からの主な変更点となります)。
  • C、C++のコードをWebブラウザにおいてシームレス、且つセキュアに実行可能なオープンソーステクノロジ「NaCL(Native Client)」をサポート(現時点では、「Chrome Web Store」にリストされているアプリケーションのみのサポートとなっているが、早期にこの制限を取り除く事ができるように開発を進めているとの事)
  • 音響空間の再現や立体音響等、様々なオーディオエフェクトを追加可能なオーディオ操作用のJavaScript API「Web Audio API」をサポート
  • Appleによるオペレーティングシステム「OS X Lion」に対する対応強化として、オーバーレイスクロールバーに対する対応、及びフルスクリーンモードに対するイニシャルサポート等を追加。フルスクリーンモードは、フルスクリーンボタン、或いは「control」+「shift」+「F」キーコンビネーションをトリガーとして実行可能
  • And many others...
※一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、先のBeta版からは主としてセキュリティ関連の修正等が行われています。

その他にも「Google Chrome」関連では、米国時間15日付にてVer.15.0.874.15がDevチャンネルを通じてリリースされており、同バージョンではJavaScriptエンジン「V8」のアップデート(V8 3.5.10.9)、及び安定性関連の改善等が行われています。

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