Parallels、「Parallels Desktop 7 for Mac」を発表、「OS X Lion(ゲストOS)」をサポート etc...

Parallelsより米国時間8月31日、Parallels Consumer Tech Blog(公式ブログ)等を通じて、同社によるMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のアップグレードリリースに相当する「Parallels Desktop 7 for Mac」が発表され、新たに「OS X Lion」のゲストOSとしてのサポート等がアナウンスされています(米国時間9月6日リリース予定)。 Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」を対象としたアップグレードリリースとして米国時間4月20日よりテストリリース(プライベートベータ)が開始されている「Parallels Desktop 7 for Mac」ですが、この度米国時間8月31日付にて同仮想化ソフトウェアの正式発表が行われ、現在Parallels Consumer Tech Blog(公式ブログ)、プレスリリース等を通じて機能の概要、及びアップグレード要件等がアナウンスされています(実際にリリースされるのは米国時間9月6日になりますので御注意下さい。アップグレード版、及びトライアル版(Build 14920)は既に入手可能となっています)。

一連のテストリリース(「Beta 1 Build 13678.652374」~「Beta 3 Build 14032.674917」)を通じた「Parallels Desktop 7 for Mac」における主な特徴として以下の項目等が示されています(「6.0 Build 11994」からの主な変更点となります)。
  • サポート対象オペレーティングシステムの追加。新たにAppleによるデスクトップオペレーティングシステム「OS X Lion」をホストOS、ゲストOSとしてサポート(ゲストOSとしては「OS X Lion」におけるリカバリパーティション、USBメモリ、或いはインストーラパッケージに含まれる「InstallESD.dmg」等を通じてインストール可能)
  • 単一のバイナリパッケージに日本語含む11言語リソースが包含された、多言語対応のマルチリンガル版として提供(従来までの「英語版」「日本語版」等の区別がなくなり、Mac OS X(ホストOS)における言語設定に準じたインターフェイスを提供)
  • ユーザビリティ関連の改善。「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」の簡素化により、新規仮想マシンの作成、既存の仮想マシンの登録、リモートコンピュータからのデータのマイグレート、「Boot Camp」パーティションの使用、或いはChrome OS(Chromium OS)、Ubuntu、Fedora(何れもゲストOS)のダウンロード等、各種のタスクをより容易に実行可能に
  • アクティブコーナの改善に伴い、フルスクリーンモードにおいてゲストOSをより容易にマネジメント可能に
  • Windows(ゲストOS)のアップグレード時に、ゲストOSタイプのパラメータを自動更新可能に(安定性の改善、ホストOSとの統合の増進等に貢献)
  • よりシンプルに「Virtual Machine Configuration(仮想マシン構成)」ダイアログを改善。一般的なMac OS Xスタイルに順応すべくして「OK」「Cancel(キャンセル)」ボタンを廃止し、全ての変更結果がオンザフライに適用されるべくした変更を適用(Mac OS Xにおけるプリファレンススタイルに追従すべくして簡素にリデザイン)
  • テンプレートに対するクローン、及びテンプレートに対するコンバートのインターフェイスを簡素にリデザイン
  • 重要な修正や機能改善等、常に最新ビルドである状態を保つために、ビルトインのソフトウェアップデータにおいてオートマチックインストレーションに対応
  • ゲストOSの効率的なインストールに向けて、ストリームラインプロセスをより簡素化
  • ゲストOS拡張機能「Parallels Tools for Windows」のアップデートプロセスを改善
  • コンソールウインドウにおけるステータスバーを表示、或いは非表示とするためのオプションを追加
  • 互換性関連の改善。リモートPCからMacintoshにデータを転送する際に、パスコードを使用すべくした改善を適用(PCサイドのIPアドレス、或いはネームは不要)
  • 仮想デバイス関連の改善。Mac OS X(ホストOS)における「System Preferences(システム環境設定)」において、仮想ネットワークインターフェイスカードの表示の如何を任意に選択可能に
  • USBを通じて、ゲストOSに対してダイレクトに追加のマウス(或いは何れかのポインティングデバイス)を接続可能に
  • インテグレーション関連の関連。Windows(ゲストOS)と共有されるMac OS X(ホストOS)フォルダ、ディレクトリが、Windowsにおいて自動的に表示されるべくした変更を適用
  • Mac OS X(ホストOS)と共有されるWindows(ゲストOS)ディスク、フォルダが、「/Volumes.」にマウントされるべくした変更を適用
  • ゲストOSにおいて、17種の非Englishキーボードレイアウトをサポート
  • 共有フォルダがビジー状態の時に、コンソールウインドウ(シングルウインドウモード)におけるインジケータが明滅すべくした変更を適用
  • Linux(ゲストOS)を対象として「Coherence(コヒーレンス)」モードをサポート
  • Linux(ゲストOS)において水平スクロールをサポート
  • 全般的なパフォーマンス改善
  • GUIクライアント(Parallels Desktop.app)を64bitアプリケーションとして実装
  • 仮想マシンに対して最大1GBのVRAMビデオメモリ容量を割り当て可能に
  • Windows(ゲストOS)において、ディスプレイドライバモデル「WDDM 1.1(Windows Display Driver Model 1.1)」をサポート
  • 「Coherence」モード利用時に追加モニタの接続を解除した時にも、Windows(ゲストOS)の動作が継続されるべくした改善を適用
  • マルチプラットフォーム対応のオープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 4.0」以降において作成された仮想マシンの形式に対応
  • ポインティングデバイス関連の改善。仮想マシンがビジー状態の時にも、マウスポインタがよりスムーズに移動可能とすべくした改善を適用
  • 仮想プリンティング関連の改善。Mac OS X(ホストOS)に接続されているプリンタがWindows(ゲストOS)において自動的に有効化され、ホストOSにおけるデフォルトプリンタを変更した場合には、ゲストOSはそのプリンタを使用するために自動的に構成されるべくした改善を適用
  • サウンド関連の改善。Windows(ゲストOS)において7.1chサラウンドサウンドをサポート
  • Windows(ゲストOS)を対象として、Parallelsサウンドドライバを改善
  • Windows 7/Vista(何れもゲストOS)に対しては、再生デバイスに向けてサンプルレートを最大192KHz、ビット深度を最大24bit、及びレコーディングデバイスに向けてサンプルレートを最大192KHz、ビット深度を最大16bitに各々設定
  • Windows XP(ゲストOS)に対しては、再生デバイスに向けてサンプルレートを最大48KHz、ビット深度を最大24bit、及びレコーディングデバイスに向けてサンプルレートを最大48KHz、ビット深度を最大16bitに各々設定(再生デバイスに向けてサンプルレートを48KHz、ビット深度を24bit(Mac OS Xにおけるデフォルト設定)より高く設定する事は、全般的なパフォーマンスの低下を引き起こすかも知れないので推奨されない)
  • ユーザエクスペリエンスを向上させるべくして、より直感的なインターフェイスデザインを採用
  • 「Coherence」モード利用時に、Windows(ゲストOS)アプリケーションウインドウが、Mac OS X(ホストOS)スペース(「Spaces」におけるスペース)間を移動する事が可能に(アクティブスペースにおける端にウインドウをドラッグするか、或いは「control」+ナンバーキーによるキーコンビネーション)
  • Physical Windows PC(実機)からのP2V(Physical to Virtual)マイグレーションが、よりシンプルに実行されるべくした改善を適用
  • And many others...
上記リストにもありますように、当バージョンより単一のバイナリパッケージに日本語含む11言語リソースが包含されたマルチリンガル版として提供されているため、従来までの「英語版」「日本語版」等の区別がなくなっています。

尚、Ver.7.0におけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「Mac OS X 10.5.8」「Mac OS X 10.6.8」以降(「Mac OS X 10.7 Lion」を含む)となっています。Ver.6.0にてサポートされていた32bitプロセッサ(Intel Core Duo/Core Solo搭載機種)、及びVer.5.0までサポートされていた「Mac OS X 10.4.11」は対象外となりますので御注意下さい。


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