米国時間6月30日付にてリリースされた「Beta 1」において、新たにディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」の試験的なサポート等が行われている次世代デスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 4.1」に、米国時間8日付にて最新Beta版(パブリックベータ)に相当する「Oracle VM VirtualBox 4.1.0 Beta 2 Build 72740」がリリース。現在VirtualBoxによるサポートフォーラムを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約88.0MB。バイナリとソースコードにはライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。
この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.1.0 Beta 2」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
- 一部特定のゲストOSを適切に起動する事ができなかった問題を修正(「4.1.0 Beta 1」におけるレグレッション)
- 一部特定状況下におけるアウトオブメモリエラーのレポーティングを改善
- GUIベースのマネジメントコンソール「Oracle VM VirtualBox Manager(Oracle VM VirtualBoxマネージャー)」における「Details(詳細)」ページにCPUキャップを表示
- 「WDDM」に向けて幾つかの修正を適用
- ストレージ関連の改善。Microsoft仮想ディスク(vhd)、及びParallels仮想ディスク(hdd)にて、一部特定状況下においてデータ破壊が発生し得た問題を修正
- ホストオンリー、ブリッジネットワーキングに向けて幾つかの修正を適用(Solaris版)
- Solaris(ゲストOS)を対象として、共有フォルダのオートマウントを修正
- DKMS(Dynamic Kernel Module Support)がインストールされていない環境での、vboxpciモジュールのコンパイルを修正(Linuxインストーラ)
- 自動化されたVBox Python APIのインストレーションを修正(Windowsインストーラ)
- Windows版において「Qt 4.7.3」を使用
- 種々の関連ドキュメンテーションを改訂
- And many others...
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