Oracleより「VM VirtualBox 4.1 Beta 1」がリリース、WDDMを試験的にサポート etc...

Oracleより米国時間6月30日、開発過程にある同社による次世代オープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 4.1」の最新Beta版に相当する「Oracle VM VirtualBox 4.1 Beta 1」がリリースされ、新たにディスプレイドライバモデル「WDDM」の試験的なサポート等が行われています。

米国時間2010年12月22日付にてリリースされたVer.4.0.0より、新たにエクステンションパックメカニズムの導入等が行われているマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」ですが、この度米国時間6月30日付にて開発過程にある次世代版「Oracle VM VirtualBox 4.1」の最新Beta版(パブリックベータ)に相当する「Oracle VM VirtualBox 4.1.0 Beta 1 Build 72578」がリリースされ、現在VirtualBoxによるサポートフォーラムを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約88.0MB。バイナリとソースコードにはライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.1.0 Beta 1」における主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.4.0.10(現行GA版)からの主な変更点となります)。
  • GUI関連の改善。従来までコマンドラインユーティリティ「VBoxManage」においてサポートされていた仮想マシンのクローニングが、GUIを通じて実行可能に
  • 新規仮想ディスク作成時におけるGUIウィザードを強化
  • 仮想ディスクのコピーに向けて、新たなGUIウィザードを実装
  • 64bitホストシステムを対象として、メモリリミットを1TBに増大
  • ディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」を試験的にサポート
  • 新たなネットワーキングモードとしてUDP Tunnelを実装。別のホストシステムで動作している仮想マシンを容易、且つ透過的に相互接続可能に
  • 「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」が有効化された仮想マシンにおいて、散発的にリコンパイラがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • 仮想マシンマネージャを対象として、多数の軽微な修正を適用
  • Linuxカーネルに「Linux Kernel 2.6.31」以降が実装されたホストシステムにおいて、PCIパススルーを試験的にサポート
  • スナップショットを用いて任意の状態に復帰する時に、現在の状態を保存するか否かを確認すべくした変更を適用
  • メニュー項目に「View」メニューを追加
  • インターナルネットワークに向けたプロミスキャスモードのポリシをGUIを通じて設定可能に(ブリッジネットワーク、ホストオンリーネットワーク)
  • 仮想マシンの動作時に、当該マシンのディスクリプションを編集可能に
  • プロキシの設定項目をGUIに追加
  • コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。guestcontrolコマンドグループの構文を変更(種々のバグを修正)
  • 動作中の仮想マシンに向けたバルーンサイズを動的に自動調整可能な新たなサービス「VBoxBalloonCtrl」を実装
  • 仮想マシン名、及びスナップショット名が、適切なUUID(Universally Unique Identifier)として許容されなくなるべくした変更を適用
  • フロッピーに関連した幾つかのバグを修正
  • USB関連の改善。Windows USBホストドライバに向けて多数の修正を適用
  • NAT関連の改善。メモリフットプリントを低減
  • VRDP(VirtualBox Remote Desktop Protocol)関連の改善。Microsoft RDPクライアントにて、マルチモニタクライアント構成をサポート
  • VRDPにおいてTLS(Transport Layer Security)コネクションをサポート
  • GUIを通じたコピーアンドペーストを修正(Windows版)
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。Windows(ゲストOS)におけるドライバのインストレーションを改善
  • ホストOSからゲストOSプログラムを実行した際に、CPU使用率が高くなるケースが確認されていた問題を修正
  • And many others...
既知の問題点、及びBeta版を試用する際のガイドラインを含むその他の詳細が、リリースノート、及びサポートフォーラム等を通じて確認可能となっています。


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