Googleより「Google Chrome 12.0.742.91(Stable)」がリリース

Googleより米国時間7日、Stableチャンネルを通じて、同社によるマルチプラットフォーム対応のWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版に相当する「Google Chrome 12.0.742.91」がリリースされています(Mac OS X、Windows、Linux版、及びChrome Frameがリリースされています)。 積極的なリリーススケジュールや独創的なコンセプトの創出等により、Net Applications等によって調査されているマーケットシェアにおいて力強い成長を継続しているWebブラウザ「Google Chrome」ですが、この度米国時間7日付にて同Webブラウザの最新安定版に相当する「Google Chrome 12.0.742.91」がリリースされ、現在Stableチャンネルを通じてMac OS X、Windows、Linuxを対象としたバイナリパッケージ、及びIEプラグインの「Chrome Frame」が入手可能となっています(Mac OS X版 約38.0MB。これまでにStable/Betaチャンネルを通じて提供されていたビルドに対しては、自動更新経由でのプッシュも行われています)。

この度リリースされた「Google Chrome 12.0.742.91(Stable)」における主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.11.0.696.77からの主な変更点となります)。
  • グラフィックス関連の改善。GPUを活用したハードウエアアクセラレーションによる3D CSSに対応(CSS 3D Transforms)
  • セキュリティ関連の強化としてセーフブラウジング機能を改善。マルウェア等の悪質なファイルをダウンロードしようとした場合に、警告が発せられるべくした改善を適用(URLやダウンロードファイルに関する情報を取得する事なくして警告を発する事が可能)
  • プリファレンスパネルを通じて「Adobe Flash Player」による「Flash Cookie」を削除可能に(「Preferences(オプション)」>「Under the Hood(高度な設定)」>「Privacy(プライバシー)」>「Clear Browsing Data(閲覧履歴の消去)」>「Delete cokkies and other site and plug-in data(Cokkieと他のサイトやプラグインのデータを削除する)」)
  • Omnibox(オムニボックス)を通じてWebアプリケーションを検索起動可能に
  • 同期機能の設定を個人設定ページに統合(「Preferences(オプション)」>「Personal Stuff(個人設定)」)
  • スクリーンリーダのサポートを改善
  • 「command」+「Q」キーコンビネーション(終了)を使用した際に、警告が発せられるべくした変更を適用(Mac OS X版)
  • 「HTML5」への移行を主目的として、ローカルストレージ「Google Gears」を除去
  • And many others...
※一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、先のBeta版からは主としてセキュリティ関連の修正等が行われています。

その他にも「Google Chrome」関連では、米国時間8日付にてVer.13.0.782.13がDevチャンネルを通じてリリースされており、同バージョンではユーザインターフェイス、及び安定性関連の改善等が行われています(現時点においてMac OS X版は「Mac OS X 10.5.6(Intel)」以降が対象となります)。

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