Red Hat支援のFedora Projectより英国時間24日、同団体によるLinuxディストリビューション「Fedora」の最新版に相当する「Fedora 15(Lovelock、GA版)」がリリースされています。
コードネーム「Lovelock」として米国時間3月8日よりテストリリースが開始されていたLinuxディストリビューション「Fedora 15」ですが、この度米国時間24日付にて同ディストリビューションのGA版がリリースされ、現在Fedora Projectによる公式ダウンロードページを通じてx86-64、Intel x86(i686)を対象としたisoイメージ等が入手可能となっています(Intel x86(i686) 約565MB。インストールCDがそのままLive CDとして利用可能となっており、デスクトップ環境はGNOME、KDE、Xfce、LXDEから選択可能となっています)。
この度リリースされた「Fedora 15」では、Linuxカーネルに「Linux Kernel 2.6.38」、X.Org Serverに「X.Org Server 1.10」が実装されている他、デスクトップ環境には「GNOME 3(GNOMEシェル)」「KDE 4.6」「Xfce 4.8」、Webブラウザとして Mozilla Foundationによる「Firefox 4」、オフィススイートとしてThe Document Foundationによる「LibreOffice」が各々採用されています(オフィススイートは「OpenOffice.org」から変更)。
また、仮想化関連ではディスプレイプロトコル(画面転送プロトコル)のサポートが改善され、GUIコンソールの「virt-manager(Virtual Machine Manager、仮想マシンマネージャー)」において「SPICE(Simple Protocol for Independent Computing Environment)」に対する対応が追加されています(SPICE、VNCの何れかをGUIを通じて選択可能となっています)。
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