Googleより米国時間27日、Stableチャンネルを通じて、同社によるWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版に相当する「Google Chrome 11.0.696.57」がリリースされ、新たに音声入力APIのサポート等が行われています(Mac OS X、Windows、Linux版、及びChrome Frameがリリースされています)。
積極的なリリーススケジュールや独創的なコンセプトの創出等により、Net Applications等によって調査されているマーケットシェアにおいて力強い成長を継続しているWebブラウザ「Google Chrome」ですが、この度米国時間27日付にて同Webブラウザの最新安定版に相当する「Google Chrome 11.0.696.57」がリリースされ、現在Stableチャンネルを通じてMac OS X、Windows、Linuxを対象としたバイナリパッケージ、及びIEプラグインの「Chrome Frame」が入手可能となっています(Mac OS X版 約35.5MB。これまでにStable/Betaチャンネルを通じて提供されていたビルドに対しては、自動更新経由でのプッシュも行われています)。
この度リリースされた「Google Chrome 11.0.696.57(Stable)」では、新たに「HTML5」における音声入力API「HTML Speech Input」のサポート(現時点では翻訳サービス「Google Translate(米国)」等において利用可能)等、一連のテストリリースにおける成果が安定版にマージされる形となっており、先のBeta版からは主としてセキュリティ関連の修正等が行われています。また、公式ブログ等を通じて事前に告知されていたアプリケーションアイコンの変更も行われており、これはWebをより速く、より軽く、より容易にするというChromeの精神を具象化したものであるとされています。
その他にも「Google Chrome」関連では、米国時間25日付にてVer.12.0.742.9がDevチャンネルを通じてリリースされており、同バージョンではユーザインターフェイス、及びパフォーマンス関連の改善等が行われています(現時点においてMac OS X版は「Mac OS X 10.5.6(Intel)」以降が対象となります)。
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