Oracleより「VM VirtualBox 4.0.6」がリリース

Oracleより米国時間21日、同社によるマルチプラットフォーム対応のオープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のメンテナンスアップデートに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.0.6」がリリースされています。

米国時間2010年12月22日付にてリリースされたVer.4.0.0より、新たにエクステンションパックメカニズムの導入等が行われているマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox(旧Sun VirtualBox)」に、米国時間21日付にてメンテナンスアップデートに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.0.6 Build 71344」がリリース。現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じてMac OS X、Windows、Linux、Solaris(OpenSolaris)を対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約82.0MB。バイナリとソースコードにはライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.0.6」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
  • GUI関連の改善。ホストキーにおいてキーコンビネーションをサポート(複数キーによるコンビネーションを指定可能に)
  • 当該処理における残り時間の概算等、プログレスインジケータを修正
  • 仮想マシンのポーズ時に、マウスポインタが適切に表示されるべくした修正を適用(USBタブレットマウスのエミュレーションを使用した際に発生し得た問題)
  • 3Dグラフィックス関連の改善。仮想マシンの強制終了時に、(当該仮想マシンが)クラッシュするケースが確認されていた問題を修正(Windows版においてのみ発生し得た問題)
  • ストレージ関連のメモリリークを修正(Ver.4.0.0におけるレグレッション)
  • I/Oエラーの発生後、仮想マシンのサスペンド時にハングアップするケースが確認されていた問題を修正(ストレージ関連の問題)
  • 仮想マシンのサスペンド、或いはリセット時に、ハングアップするケースが確認されていたストレージ関連の問題を修正
  • 一部特定のゲスト(例えば「JRockit VE(JRockit Virtual Edition)」等)を対象としてBuslogicのエミュレーションを修正
  • Windows版において、ホストオンリーネットワークインターフェイスの作成に失敗するケースが確認されていた問題を修正(Ver.4.0.4におけるレグレッション)
  • ホストコンピュータをスリープからレジュームした後に発生し得た、接続性関連の問題を修正(ホストオンリーネットワーク)
  • 共有フォルダへのパスが絶対値(絶対パス)ではない場合に、仮想マシンの起動に失敗するケースが確認されていた問題を修正(例えば、別のホストシステムからOVFアプライアンスをインポートした場合等)
  • 一部特定状況下においてクラッシュが発生するケースが確認されていた、オーディオ関連の問題を修正
  • 特定のUSBデバイスをプラグした場合に、クラッシュが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • 仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」関連の改善。仮想マシン名が変更された場合に、ディスクパスを自動調整可能に
  • 複数のディスクを伴う一貫性の損なわれたOVF、OVA(Open Virtualization Format Archive)アプライアンスを自動的に修復可能に
  • コンソールウインドウにキャプチャされていたマウスカーソルを、適切にリリースする事ができないケースが確認されていた問題を修正(Mac OS X版)
  • 「Scale」モードにおいてリサイズを実行した時に、アスペクト比率が保たれるべくした変更を適用(Mac OS X版。ユーザからの機能リクエストにより実現)
  • X11ホストを対象としてYen/Pipeキーのサポートを修正
  • ホストキー+「F1」キーコンビネーションを実行した時に、「Ctrl」+「Alt」+「F1」が送信される代わりに、ポップアップヘルプが表示されていたレグレッション関連の問題を修正(X11ホスト)
  • 一部特定状況下においてクラッシュが誘発され得た、GLIBC(GNU C Library)におけるバグを回避(Linuxホスト/ゲスト。「GLIBC 1.11」以下において発生し得た問題)
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。Sysprepパラメータのハンドリングを修正(Windows Additions)
  • 一部特定状況下において、ゲストOSが意図せずしてリブートするケースが確認されていた問題を修正(Windows Additions、Ver.4.0.2におけるレグレッション)
  • PnP(Plug and Play)メッセージのハンドリング時における、ドライババグチェックのエラーを修正(Windows Additions、Ver.4.0.0におけるレグレッション)
  • 「VBoxVideo」におけるメモリリークを修正(Windows Additions)
  • 「X.Org Server 1.10(ファイナル)」に対するサポートを追加(X11 Additions)
  • 「Linux Kernel 2.6.39-rc1」に向けていくつかの修正を適用(Linux Additions)
  • Linux Additionsを対象としてオートランのサポートを改善
  • 「SUSE 11 Service Pack 1(ゲストOS)」におけるマウスサポートを修正(Linux Additions)
  • 「X.Org Server 1.9」に対するサポートを追加(Solaris Additions)
  • And many others...
Ver.4.0からは新たにエクステンションパックメカニズムが導入されていますが、OracleからはUSB 2.0ホストコントローラ、VRDP(VirtualBox Remote Desktop Protocol)サーバ、及びPXEブートローダ(「Intel e1000」をサポート)を含む「Oracle VM VirtualBox Extension Pack(ライセンスとしてPUELを適用)」が提供されています。


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック