前回ログイン時の環境を再現させるための機能や、異種プラットフォームのFirefox間における容易な環境移行等も実現しており、単体利用時においてもブラウズ環境のバックアップや環境移行時の支援ツールとしての利用等、あらゆる局面での有効活用が望めるでしょう。現時点ではブックマークの数が多い場合の同期時や、起動毎のBrowser Syncのアップデートに起因するパフォーマンス等に若干の課題を抱えているとの事ですが、特に起動時のパフォーマンスに関しては、利用頻度の高いアプリケーションなだけに早期の改善が望まれるところです。
尚、利用にあたってはGoogleアカウントが必須となり、ユーザ識別のためにセットアップ画面にてGoogleアカウントと「PIN」と呼ばれる任意の同期用パスワードを設定する必要があるとされていますが、セキュリティに考慮してPINはローカル環境にのみ保存されるそうです。現時点でのパフォーマンスではオートシンクを利用した起動時毎の同期は実用的でない側面があるかも知れませんが、開発元がGoogleなだけに今後の改良にも期待したいところ。定期的な同期やバックアップ用途等としての有効なツールと成り得るでしょうし、ますます充実しているGoogleとFirefoxのコラボレーションには、今後も目が離せないでしょう。
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