Appleより「Safari 5.0.4」がリリース

Appleより米国時間9日、同社によるデスクトップWebブラウザ「Safari」のアップデートリリースに相当する「Safari 5.0.4」がリリースされています。

米国時間2010年7月28日付にてリリースされたアップデート相当のVer.5.0.1より、新たに「Extensions(機能拡張)」の正式サポート等が行われているデスクトップWebブラウザ「Safari」に、米国時間9日付にてアップデートリリースに相当する「Safari 5.0.4」がリリース。現在Appleによる公式ダウンロードページ、及び「Software Update」を通じてMac OS X、Windowsを対象としたバイナリパッケージが入手可能となっています(Snow Leopard:約37.65MB)。

この度リリースされた「Safari 5.0.4」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
  • 複数のプラグインコンテンツで構成されるWebページでの安定性を改善(Mac OS X版においてのみ)
  • 反射画像、及びトランジションエフェクトを伴うWebページとの互換性を改善
  • 一部のWebページから、間違ったレイアウトでプリントされるケースが確認されていた問題を修正
  • プラグインを伴うWebページにおいて、コンテンツが適切に表示されないケースが確認されていた問題を修正
  • ビデオ再生時に、スクリーンセーバが開始され得た問題を修正(Mac OS X版においてのみ)
  • テキストインプットエリア、及び選択可能なリストを伴うWebページにおいて、「VoiceOver」との互換性を改善(Mac OS X版においてのみ)
  • 「VoiceOver」使用時における安定性を改善(Mac OS X版においてのみ)
  • 「www.youtube.com」において、「HTML5」ビデオが適切に再生されないケースが確認されていた問題を修正(Windows版においてのみ)
  • And many others...
同梱されているセキュリティアップデート(Safari 5.0.4)にはCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)による分類にて62件の修正項目が示されており、悪質なWebサイトを訪問した際に、不慮のアプリケーションの終了、或いは任意のコードの実行等が引き起こされ得たとされる脆弱性(WebKit、CVE-2010-1824)の修正等が行われていると伝えられています。

※その他にもWebブラウザ関連では、米国時間11日付にて「Google Chrome」のメンテナンスアップデートに相当する「Google Chrome 10.0.648.133(Stable)」、米国時間9日付にて「Firefox 4.0」の最新Release Candidateに相当する「Firefox 4.0 RC 1」もリリースされている他、Microsoftからは「IE9(Windows Internet Explorer 9)」の正式版を、米国太平洋時間3月14日21時(日本時間15日13時)にリリースするとの発表が行われています。

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