「Parallels Desktop 6 for Mac」「Mac OS X Lion」間における互換性の現状

Appleによる次世代デスクトップオペレーティングシステムとして米国時間2月24日よりデベロッパプレビューの提供が開始されている「Mac OS X Lion」ですが、米Parallelsが自社のコミュニティサイトPTN(Parallels Technology Network)を通じて、同オペレーティングシステムとデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」間における互換性の現状等を綴ったナレッジベースドキュメントを公開しています。当エントリではその内容等を簡単に纏めてみたいと思います。 冒頭Linkのナレッジベースドキュメントでは、「Parallels Desktop 6 for Mac Build 11994(現行GA版)」は、現時点における「Mac OS X Lion Build 11A390(デベロッパプレビュー)」上において、動作に必要なカーネルエクステンション(kext)を適切にロードする事ができないと伝えられており、同ドキュメントには当該問題を暫定的に回避するためのスクリプト(loadkext.sh)、及び「Terminal(ターミナル)」を通じた使用方法等が公開されています。尚、公開されているスクリプトは「Mac OS X Lion(デベロッパプレビュー)」の起動毎に実行する必要があり、当該問題はPDfMの次のアップデートにて修正予定と伝えられています(Lionデベロッパプレビューでの試用は、スクリプトの使用と併せて利用者自身の責任の範囲内となりますので御注意下さい)。

また、上記の環境では現時点における既知の問題点として、
  • 仮想マシンの初回起動時には、最大で15分の時間を要するケースがある(次回以降は通常通り)
  • 仮想マシンにおけるネットワークは、ブリッジネットワークのみ利用可能(共有ネットワーク、及びホストオンリーネットワークは動作せず)
  • ゲストOSにおいて「Coherence(コヒーレンス)」モードからスムーズに抜ける事ができないケースがある(殆どの場合には仮想マシンをシャットダウンし、GUIコンソール(Parallels Desktop.app))を終了(「command」+「Q」)する事によって解決)
  • 「Parallels Desktop for Mac(現行版)」における制限により、3Dグラフィックスのパフォーマンスが低下する(当該問題は現在調査中)
  • 「Parallels Desktop for Mac(現行版)」における制限により、サウンド再生が遅延する(当該問題は現在調査中)
等が確認されていると伝えられています(その他にもサポートフォーラムを通じて、ユーザサイドからも幾つかの報告が寄せられています)。

※上記で言及している互換性の現状は、当エントリ投稿時点(2011年3月5日)の情報となり、米国時間2月21日付にてリリースされた「Parallels Desktop 6 for Mac Build 11994」を対象としています。「Parallels Desktop for Mac」「Mac OS X Lion」双方のアップデートに伴い、状況が変わる事が予想されますので御注意下さい。


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