Microsoftより「Windows Defender Beta 2」日本語版がリリース

Microsoftより、同社から無償にて提供されるスパイウェア対策ソリューション「Windows Defender Beta 2」日本語版がリリースされています。 今回Beta 2がリリースされたWindows Defenderは、Microsoftが買収したGIANT Company Softwareの技術を基に開発された一種の「スパイウェア対策ソリューション」として提供されており、一般的なウイルス、ワーム、トロイの木馬等の駆除には未対応。直感的な理解を支援するシンプルなUIによってリアルタイムでの検出、駆除を実現し、情報収集やモニタリング(キーロガー等)、バックドアに付随するダイヤラやリモートコントローラのみならず、システム改変や意図に反するポップアップ広告等を導くアドウェア等も「スパイ活動」と認定し、それらの検知・駆除を実行。対応OSは「Windows 2000 SP4以降」「Windows XP Service Pack 2以降」「Windows Server 2003 Service Pack 1以降」とされており、年末出荷予定の「Windows Vista」には、正式版が標準搭載されるそうです(Beta 2自体は年内限定で利用可能)。

尚、UIのみならず機能も簡素化されており、他社製競合ツールに見られるような「隔離」機能をサポートせず、スパイウェア検出時における選択肢は「すべて削除」か「無視」のみに限定され、検出・駆除はスケジューリング(デフォルトで午前2時)による「自動スキャン」と「リアルタイムスキャン」にて実行可能になっているとの事(任意のタイミングで行うオンデマンドスキャンもサポート)。その際、スキャン直前に新たなパターンファイルの自動更新を装備する等「ITリテラシが高くない人達でも簡単にスパイウエア対策ソフトを使ってもらえるようにして、セキュリティ意識を啓発する」といった目的も含んでいるようです。

その他、スパイウェアの検出は定義ファイルベースで実行され、ヒューリスティックスキャン等には非対応。このため他社製セキュリティソフトとの併用が推奨されており、類似ソフトを複数インストールする事によって懸念されるリスクについては「サードベンダとの互換性が確保できていなければ併用を推奨できない」とのコメントを発しているそうです。また「Microsft SpyNet」により、Windows Defender経由にてスパイウエアに関する情報をMicrosoftに送信する事も可能。情報送信の如何はユーザサイドに選択権が与えられており、既存の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」が社会的な影響度を考慮して対応するウイルス・ワームを判別するのに対し、Windows Defenderは定義ファイルの更新頻度を高める事によって検出精度の向上を計っていくとされています。

尚、Windows Defenderの標準搭載により「Windows Vista」における「セキュリティセンタ」の基準に「スパイウェア対策ソフト導入の有無」が追加され、4つの基準による安全度測定を実現。Microsoftは「既存のスパイウエア対策ソフトとは競合しない」といった事を強調しているそうです。

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