Microsoftより仮想化技術の最新ロードマップが公開

Microsoftより、来年以降にリリース予定とされている「Longhorn Server」の目玉機能の一つ「サーバ仮想化技術」に関する最新ロードマップが発表されたようです。 今回の発表は、ワシントン州シアトルにおいて5月23~25日(現地時間)に開催予定とされる「Microsoft Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)」に先駆けて発表されたもので、製品の詳細については同カンファレンスにて公開の見込みとされています。リリース予定が発表されたのは、「Windows hypervisor」をベースとしたWindows ServerのNextRelease「Longhorn Server」向けのサーバ仮想化技術「Windows Server Virtualization」と、仮想化技術が導入されたバックエンドネットワークを管理する「Microsoft System Center Virtual Machine Manager」の2製品(Hypervisorはハードウエア上で直接動作し、物理的なハードウエアを仮想化して複数の仮想マシンにハードウエアリソースを提供する技術を指す)。発表されたロードマップによると、
  • Windows Server VirtualizationのBeta版は2006年末までに提供が開始され、RTM(Release To Manufacturing)版のリリースはLonghorn ServerのRTM版登場から180日以内を予定
  • Virtual Machine ManagerのBeta版は発表同日より90日以内に提供が開始され、RTM版の登場は2007年後半の見込み。
※RTM版とは、ハードウエアやソフトウエアの開発段階における呼称の一つで、製品として出荷するための製造工程に入った段階の事を指しています。

となっており、「Windows Server Virtualization」では、サーバ統合だけでなく、必要に応じたシステム分割によって任意のアプリケーション動作を実現しているため、柔軟で迅速なシステム展開が可能であるとの事。開発コード「Carmine」で親しまれていた「Microsoft System Center Virtual Machine Manager」は、主にデータセンタ等における大規模システム上で運用される仮想化環境を管理する際に利用され、馴染み深い既存のWindows管理ツールの延長として利用できるのが特徴。同ツールの活用により仮想化環境内でのリソースの追加や変更の処理が容易になるとされており、ネットワークインターフェースカード(NIC)やメモリ容量を動的に増設、追加する事が可能であるとの事。Longhorn Server上の仮想マシンには1 台当たり最大32Gバイトのメモリと8個のCPUを割り当てる事ができ、無償化された「Virtual Server 2005 R2」で構築した仮想OS環境の容易な移行も実現しているようです。

尚、仮想化技術ベンダの米Softricityの買収計画も同時に発表され、同社の持つアプリケーション仮想化製品によって、デスクトップPCへの低コストによるアプリケーション展開が容易となる見込みだそうです。

ここ数ヶ月、Microsoft製以外のプラットフォームも含めて、この仮想化技術の動向が非常に注目を集めていてますが、Mac OS Xに関していえば現状では「Parallels Workstation 2.1 for Mac OS」が筆頭でしょう。「Virtual PC」や「VMware」等の動向、或いはMac OS X 10.5 Leopardにおける純正ソリューションのサポート(若干トーンダウンしているようですが)等も含め、今後も興味深く注視していきたいと考えています。

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