「Parallels Desktop for Mac Release Candidate」が公開

Intelの仮想化技術(Vanderpool Technology)の採用で注目を集めている、Mac OS Xベースの仮想化ソフトウェア「Parallels Workstation 2.1 for Mac OS」がRelease Candidateを公開。これに伴い名称が「Parallels Desktop for Mac」と変更されています。 今回のアップデートに伴う名称変更については、現在10万人以上いるとされているベータテスタからのフィードバックを参考に「Macらしさを追求するために、Windowsセントリックな「Parallels Workstation」という名称を改め、「Parallels Desktop」を正式名称とする」とのコメントが発せられており、ユーザインタフェースにおけるルック&フィールを大幅に刷新。よりMacらしさを追求した仕上がりとなっているようです。

今回のアップデートにおける、その他の主な改善点は、
  • 全体的なパフォーマンスと安定性の向上
  • USBデバイスのサポート範囲を拡大
  • 「Shared Folder」機能の改善
  • ネットワーク機能の改善
  • サウンドやフルスクリーン処理の向上
  • キーボードマッピングの問題をフィックス(日本語においては一部、入力不可能な文字が残っている)
  • 「Power Off」ボタンと「Pause」ボタンに、それぞれシステム終了、サスペンド機能を割り当て
  • 「Pause」ボタンから「VM menu」に遷移可能
となっており、今回から新たにアンインストーラが付属されているとの事。現時点で判明している問題点や注意事項は、
  • 幾つかのUSBデバイスで動作不安定なものがある
  • 「FreeBSD 5.4」のインストール時にハングアップする可能性がある
  • Beta 4以前のリリースからアップデートする際には、インストール後に再起動する必要がある
  • 何れのBeta版からアップデートしても「Parallels Tools」を再インストールする必要がある(「guest OS起動」>「VM menu」>「Install Parallels Tools」)
となっています。尚、今回のリリースがParallels Desktop for MacのFinal release versionになるであろうといった事が付け加えてられており「引き続きオンラインサポートフォームやE-Mailにてフィードバックを受け付けているので是非とも協力して欲しい」といった事も呼びかけられています。

どうやら「Mac OS X 10.5 Leopard」に対する先行リリースは実現できそうな流れになっており、今後どこまで製品クオリティを高められるかが普及の鍵となるでしょう。上記Linkの公式サイトにスクリーンショットが幾つか掲載されているので、閲覧してみるとアプリケーションの雰囲気が掴めるのではないかと思われます。

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