米国時間8月12日付にてリリースされたアップデート相当の「3.1.1 Build 282344」において、新たにクラウドプラットフォーム「VMware vSphere 4.1」のゲストOSとしてのサポート等が行われているMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」に、米国時間2日付にてアップデートリリースに相当する「VMware Fusion 3.1.2 Build 332101」がリリース。現在VMwareによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて日本語含む7言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(フル版:約436MB/Light版:約152MB)。
この度リリースされた「VMware Fusion 3.1.2 Build 332101」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
- ゲストOSに「DivX Player」がインストールされた仮想マシンをレジュームした際に、エラー(Could not publish or run one or more applications.)が発生し得た問題を修正
- 仮想マシン設定において3Dアクセラレーション(「Display(ディスプレイ)」>「Accelerate 3D Graphics(3Dグラフィックスの高速化)」)が有効化されている場合に、ゲストOSにおける「Slingbox Slingplayer」においてビデオが適切に表示されないケースが確認されていた問題、及び仮想CPUコアが1コアに設定されている環境にて、CPU使用率が上昇するケースが確認されていた問題を修正
- 「Microsoft Office 2010」を「Unity(ユニティ)」モードにて起動した際に、同アプリケーションのウインドウがアクティブウインドウとして表示されないケースが確認されていた問題を修正
- 「VMware Fusion」をVer.3.1にアップデートした後に、ゲストOSにおけるサウンドボリュームが低下するケースが確認されていた問題を修正
- 「Windows XP(ゲストOS)」利用時にホストOSに対してハンドヘルドデバイスを接続した際に、ハンドシェイクアプリケーションのレスポンスがタイムアウト、或いは停止するケースが確認されていた問題を修正
- 仮想マシン動作時にフルスクリーンモードからシングルウインドウモードへと切り替えを行った際に、コンソールウインドウが非表示となり、且つDockアイコン(VMware Fusion)下部のライトが消滅するケースが確認されていた(当該問題発生後にリスタートすると、GUIコンソールのレスポンスが停止していた)問題を修正
- 共有フォルダの深層に属するリソースにアクセスするか、或いはファイルシステムにおけるバイトレンジロック機能を使用するアプリケーション(「Microsoft Office Powerpoint」「Project」等)を動作させた際に、ゲストOSにおいてブルースクリーン、及びエラー(Multiple IRP Complete Requests)が発生するケースが確認されていた問題を修正
- 「Android 2.1」を伴うスマートフォン「Samsung Galaxy S」との非互換性を改善(ゲストOSに適切に表示されないケースが確認されていたUSB関連の問題を修正)
- AppleによるWebカメラ「iSight」、Schlageによる「SNAP」との間に確認されていたUSB関連の非互換性を改善
- 「Unity」モードにおいて「Outlook 2007」を動作させた際に、Dockアイコン(Outlook)がフラッシュし、且つ「Outlook」ウインドウが非表示、再表示を繰り返すケース等が確認されていた問題を修正
- 「Mac OS X Server(ゲストOS)」が起動に失敗(仮想マシンのパワーオン後にグレイスクリーンにてストップシンボルが表示)するケース等が確認されていた問題を修正
- 「Ubuntu 10.10(Maverick Meerkat、ゲストOS、64bit/32bit)」を対象として、ゲストOS拡張機能「VMware Tools」との互換性を改善
- 「3.1.1 Build 282344」において確認されていたセキュリティ関連の脆弱性を修正
- And many others...
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