回を重ねる毎にグレードアップしており、参加人数も約200人を超えていると思われるこのイベントですが、今回は本編開始前のスペシャル企画として「Skype」に関するミニイベントが開催され、Skype社日本マーケットの方によるデモンストレーションを交えた簡単な紹介等が行われました。「Boot Camp」によってMacintosh上にインストールされたWindows XPをベースとし、リトアニア(エストニア?スロベニア?)の方との通話を実演されていましたが、非常にクリアな音質と鮮明な画像が印象的で、あらゆるシチュエーションにおける様々な利用法等が紹介されていました。尚、SkypeのMac OS X版は現在「Rosetta(ロゼッタ)」上での動作となっているようですが、Universal Binary版も開発中との事なので、今後の動向にも期待したいところです。
そして本編CSS Niteの第1部では、CYBER@GARDENの益子貴寛氏による「Web制作現場の対立を解消する!(X)HTML+CSSガイドライン作り」と題したプレゼンテーションが行われ、あらゆる場面における様々な対立軸を検証しつつ、実務的な観点での(X)HTML+CSSガイドライン策定作りに役立てる、といった主旨の内容がWeb標準ベースのスライドシステム「HTML Slidy」を使った形で披露されました。覚書も兼ねて印象に残った対立軸を幾つかピックアップしてみますと、
- マネジメント vs ギーク
- デザイン vs マークアップ
- レガシーアプローチ vs スタンダードアプローチ
- 構文適合性 vs 目的適合性
- ワイヤーフレーム、ビジュアル vs テキスト
- マシンリーダブル vs ヒューマンリーダブル
- リッチブラウザ vs プアブラウザ
- フロントエンド vs バックエンド etc...
第2部では、主催者でもある株式会社スイッチの鷹野雅弘氏による「CSSロールオーバー」と題したCSSにおけるロールオーバーについての実践的な解説が行われ、限られた時間の中での基本的な概念の説明や、背景画像等との組み合わせパターンを始めとした幾つかの事例紹介、ビヘイビアを使用した実演等は非常に得るものも多く、こちらも非常に有意義な内容となっていました。尚、「Dreamweaver」の次期バージョンは来年になるであろうとの事なので、導入を考えている人は現時点で買い控えをする必要はなさそうです。
濃密な内容とフラットな雰囲気で、益々盛り上がりを見せているCSS Niteですが、7月にはスペシャルイベント「The Day of Web Standards」も開催されるとの事なので、期待して待っていたいと思っています。
※記事中に掲載しているロゴは、主催者の鷹野雅弘氏と第1部で講演された益子貴寛氏の好意により使用させて頂いております。
【関連Link】
- Mac OS X News & Topics: CSS Nite Vol.6:みんな大好き、角丸
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- Mac OS X News & Topics: CSS Nite Vol.4:フォントサイズとスタイルシート切り替え
- Mac OS X News & Topics: CSS Nite Vol.3:Web標準時代のDreamweaverのテンプレート活用
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