「VMware Fusion 3.1」に「Ubuntu 10.10」をインストール

英国時間10日付にて「Perfect 10」としてのGAリリースを迎え、Japanese Teamからは日本語 Remix CDも提供されているUbuntu FoundationによるLinuxディストリビューション「Ubuntu 10.10(Maverick Meerkat)」ですが、同オペレーティングシステムをMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 3.1」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、その概要等を簡単に纏めてみたいと思います。

「Ubuntu 10.10」ではインストーラのインターフェイス、及びインストールステップ等が改善されており、タイムゾーン指定やキーボードレイアウトの選択、及びアカウント設定はインストール時におけるファイルコピーと並行して行う事となります。
アカウント設定画面
↑インストール時におけるアカウント設定画面(クリックで拡大します)

「VMware Fusion」では、米国時間8月12日付にてリリースされた「3.1.1 Build 282344」の段階において「Ubuntu 10.10」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、同梱されているゲストOS拡張機能「VMware Tools」をカーネルモジュールとして組み込む事が可能です(LinuxゲストOSに対して「VMware Tools」を手動でインストールする際には、マウントされたイメージファイルに包含されるtarボール(VMwareTools-xx-xx.tar.gz)を展開した後に、コマンドラインを通じてインストールスクリプト(~/vmware-tools-distrib/vmware-install.pl)を実行する必要があります)。
「VMware Tools」をインストール可能
↑未サポートながらも、ゲストOS拡張機能「VMware Tools」をインストール可能(クリックで拡大します)

※「VMware Tools」のインストール後には「Unity(ユニティ)」モード、ダイナミックレゾリューション等の諸機能が利用可能となりますが、現時点では適切に動作しない機能も確認されていますので、本格的に利用される場合等は正式対応を待たれた方が良いかと思われます。

尚、ParallelsによるMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 6 for Mac」でも、現行ビルド(Build 11822)において「Ubuntu 10.10」はゲストOSとして正式にサポートされていません(こちらは「Parallels Tools」のインストール時にエラーが発生するケースが確認されています)。Oracleによるマルチプラットフォーム対応のデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox(旧Sun VirtualBox)」では、米国時間11日付にてリリースされたVer.3.2.10において「X.Org Server 1.9」が正式にサポートされています。

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