Microsoftより「Virtual Server 2005 R2」の無償化が発表

Microsoftより、同社による仮想サーバソリューション「Microsoft Virtual Server 2005 R2」の無償化が発表されているようです。 Virtual Server 2005は、ソフトウェア的に仮想PCをエミュレートする「Virtual PC」のサーバ向け製品として2004年9月にリリース。「Windows Server 2003(x64 Edition含む)」と「Windows XP Professinal」上での動作に対応しており、MicrosoftがConnectix(Microsoftが買収したVirtual PCの開発元)を買収した際の「最大の目的」を実現した製品として注目を集めていましたが、今回の発表により、これまで有料で提供されていた同製品が無償にてダウンロード可能となるようです。

その他にも「Red Hat」「Novell SUSE」等といったLinuxディストリビューションのインストールを簡素化し、より単純なステップにてVirtual Server 2005 R2上での動作を可能とするアドイン・ソフトウェアの開発にも成功したと報じられており、WindowsとLinuxを併用する顧客に対する技術的なサポートの提供等も表明しているとの事。尚、複数のゲストPCにおいて、チェックポイントを活用したバックアップ作業の簡略化を実現する「Volume Shadow Services」や、Advanced Micro Devices(AMD)の仮想化機能もサポート予定とされている次期バージョン「Virtual Server 2005 R2 Service Pack 1」のリリースは、消費者向けのWindows Vistaや「Office 2007」同様、2007年前半に延期されています。

最近、何かと注目を集めている仮想化技術(Virtulization Technology)は、「Windows Vista Enterprise Edition」にて搭載予定とされている「Virtual PC Express」や、Longhorn Server(コードネーム、Windows Vistaのサーバ版)用に開発中でVirtual Serverの後継と目されている「Viridian」(コードネーム、OSの機能の一部として提供予定)、或いは「Mac OS X 10.5 Leopard」における新機能の1つとして噂に上っている「Chameleon(コードネーム)」等、サーバ関連を始めとするエンタープライズ市場を中心に、徐々に幅広いユーザ層への提供も実現されそうな方向性を見せています。今回のMicrosoftの措置により、Longhorn Serverを待たずして仮想化技術の無償化が実現した事になりますが、これは、WindowsやLinux上に仮想マシン環境を提供し、「VMware Player」の無償提供をはじめた「VMware」や、オープンソースの「Xen Project」を意識しての動きであるとも言われています。特にコンピュータリソースの進歩が著しい現在においては、数年前の資産が最新システム上では稼動不可能になっているといった事例が頻繁に起こり得るのも事実。x86プロセッサの進化や普及の過程で、その設計や利用が容易になったといわれる中、前述ような問題に対するソリューションの一つとしても、仮想化技術の市場が活発化し、より良い製品が低コストにて入手可能な状況が生まれようとしている事は、非常に歓迎すべき事ではないかと思われます。

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