米国時間5月25日付にてリリースされたアップデート相当の「7.1 Build 261024」において、新たに最大8コア(8way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対する対応等が行われているWindows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation」に、米国時間12日付にてアップデートリリースに相当する「VMware Workstation 7.1.1 Build 282343」がリリース。現在VMwareによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じてWindows、Linuxを対象としたバイナリパッケージが入手可能となっています(Windows版:約568MB/Linux 64bit版:約314MB)。
この度リリースされた「VMware Workstation 7.1.1 Build 282343」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
- VMwareによるクラウドプラットフォーム「VMware vSphere 4.1」をゲストOSとしてサポート。「VMware ESX HCL(VMware ESX Hardware Compatibility List)」にリストされていないシステムにおいて「VMware vSphere 4.1」を試用可能に(VCPs(VMware Certified Professionals)、及び仮想化エキスパート等を対象とした試用環境(サーバ仮想化ソフトウェアのインストール、サーバのセットアップ、トレーニング、デモンストレーション、教育等)として位置付けられており、実環境での利用には非対応)
- 仮想マシン起動時にUSBサービスの起動に失敗し、当該仮想マシンにおいてUSBデバイスを使用する事ができなくなるケースが確認されていた問題(エラーメッセージとして「Host USB device connections disabled」が表示)を修正
- 仮想マシン動作時にホストOSがクラッシュした後に、(仮想マシン次回起動時に)不適切なディスクエラーメッセージが表示されるケースが確認されていた問題を修正
- 複数パーティションを伴うVMware仮想ディスク(vmdk)を、書き込みアクセスを用いてホストコンピュータにおけるドライブにマッピング可能に
- 「7.1 Build 261024」において確認されていたセキュリティ関連の脆弱性を修正
- And many others...
その他にもVMwareからは、同日付にて「VMware ACE」のアップデートリリースに相当する「VMware ACE 2.7.1 Build 282343」、デスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Player」のアップデートリリースに相当する「VMware Player 3.1.1 Build 282343」も各々リリースされています。
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