Mozilla Foundationより米国時間11日、開発過程にある同団体による次世代Webブラウザ「Firefox 4.0」の最新Beta版に相当する「Firefox 4.0 Beta 3」がリリースされ、新たに「Windows 7」におけるマルチタッチ機能に対する対応等が行われています。
オープンソースWebブラウザ「Firefox」を対象としたアップグレードリリースとして米国時間7月6日よりBeta版の公開が開始されている「Firefox 4.0」に、米国時間11日付にて最新Beta版に相当する「Firefox 4.0 Beta 3(Firefox 4.0 Beta(revision 3))」がリリース。現在Mozilla Foundationによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象とした英語含む34言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X版:約21.1MB。現時点で日本語版は提供されていません)。
この度リリースされた「Firefox 4.0 Beta 3」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
- ローカライズ対応を34言語に拡充(「Beta 2」の段階では24言語)
- 新たに「Windows 7」におけるマルチタッチ機能に対応。同オペレーティングシステム上にてユーザからタッチイベントを取得可能に
- JavaScriptにおける数値表現に新たな手法を導入。グラフィックスやアニメーション等の数値処理をより効率的に実行すべくして変数の内部形式を変更
- エンジンの最適化によりJavaScriptパフォーマンスを改善
- And many others...
「Firefox 4.0」は、レンダリングエンジンとして開発過程にある「Gecko 2.0」の実装が予定されています。また、現在Betaステージにて開発が行われている「Firefox 4.0」は、テスト目的以外での利用は推奨されていませんので試用される際には御注意下さい(幾つかの変更点が、Web、及びプラットフォーム関連の互換性等に影響を及ぼす可能性があるとして注意が呼び掛けられています)。
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